日本疫病図説 絵に込められた病魔退散の祈り
畑中章宏(著/文 他)
A5判 120頁 並製
定価 1,600円+税
ISBN 978-4-305-70940-0 C0070
在庫あり
書店発売日 2021年05月06日 登録日 2021年03月09日
書評情報
2021-06-06 読売新聞 梅内美華子(歌人)
紹介
感染症と闘い、時には共存していくために生み出された「疱瘡絵」や「はしか絵」などの「疫病芸術」を時代別・テーマ別に紹介。
疱瘡やはしかなど、様々な感染症に見舞われてきた日本。
病原体の存在が知られていなかった時代には、感染症はもののけや怨霊、悪鬼など、目に見えない存在によってもたらされるもと信じられていた。
そんな中で人々は、神仏や有名な武将、予言獣などのイメージに病除けの願いを託し、上手な対処法を探ってきた。
社寺が授ける護符から「疱瘡絵」や「はしか絵」、郷土玩具など民間信仰による素朴なお守りなど……。
病と闘い、時に共存していくために生み出されたそうした表現を著者は“疫病芸術”と呼び、「私たちの生活をある側面では豊かにもしてきたのではなかったろうか」と語る。
そんな“疫病芸術”50点以上を、時代・テーマ別にカラー図版満載のビジュアルで
一挙に紹介。
日本人がこれまでどのように感染症を受けとめてきたかの軌跡を知ることで、新型コロナ禍の今を生きる参考にしてもらう。
【目 次】
はじめに
1章 疫神の誕生
コラム・祇園信仰と蘇民将来
2章 近世のまじない絵
コラム・疫病除けの郷土玩具
3章 予言する妖怪たち
コラム・疫病鎮めの祭と社
4章 明治の流行病
参考文献
目次
はじめに
1章 疫神の誕生
コラム・祇園信仰と蘇民将来
2章 近世のまじない絵
コラム・疫病除けの郷土玩具
3章 予言する妖怪たち
コラム・疫病鎮めの祭と社
4章 明治の流行病
参考文献
著者プロフィール
畑中章宏(ハタナカアキヒロ)
1962年、大阪生まれ。作家、民俗学者。『災害と妖怪』(亜紀書房)、『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書)、『天災と日本人』(ちくま新書)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『関西弁で読む遠野物語』(エクスナレッジ)、『五輪と万博』(春秋社)など。 上記内容は本書刊行時のものです。ご注文方法
在庫あり
最寄りの書店からご注文
紀伊國屋書店(新宿本店)| 旭屋倶楽部| 三省堂書店・岩波ブックセンター| 有隣堂 | 東京都書店案内
各種ネット書店からご注文
アマゾン| honto| HonyaClub| 紀伊國屋BookWeb| ヨドバシ.com| HMV| omni7(セブンネットショッピング)| e-hon| 楽天ブックス| TSUTAYA
弊社からご注文
(1) 宅配便(送料有料)
住所・氏名・電話番号を明記の上、直接下記宛にご注文ください。宅配便にて発送いたします。送料は500円を承ります(2kg以上のもの、北海道・四国・九州・沖縄・海外へのご発送は実費を頂きます)。お支払方法は、書籍に同封の郵便払込用紙(00110-1-56002)にてお支払い(ご注文金額によっては、先払いをお願いすることもございます)をお願い致します。
(2) PayPalを利用(送料無料)
※海外への発送はご利用いただけません.
発売前の商品をカートに追加し購入決済することもできますが、発送は発売日後となりますのでご了承ください。