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昭和四十一年日本一周最果て鉄道旅

小川 功(著/文 他)

A5判  
定価 1,600円+税
ISBN 978-4-305-70898-4 C0095
在庫あり

書店発売日 2019年12月07日
登録日 2019年10月15日

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紹介

今はなき国鉄支線や私鉄が健在だった昭和41(1966)年。極北稚内から南国枕崎・海潟まで、20歳の若者二人が鉄道の最果ての「聖地」を旅します。
昭和39(1964)年の東京オリンピック開催と東海道新幹線開業により、街も鉄道も新時代に入りました。本書は、昭和41年3月、JRの前身・日本国有鉄道(国鉄)の運賃大幅値上げ前に行った17日間の日本一周鉄道旅を通して、今は失われてしまった鉄道沿線の街や人々の様子を描き出すとともに、鉄道とその車窓から見た昭和の沿線風景が、その後半世紀にどのように変貌したかも解説します。

【目 次】
はじめに
目次
第一部 旅行記編
第一章 北への旅立ち(大阪〜上野〜函館)
第二章 氷雪の道東を巡る(札幌〜名寄)
第三章 ひたすら極北の地を目指して(名寄〜稚内)
第四章 反転、一路日本海に沿って南へ(稚内〜大阪)
第五章 再会、最南端枕崎への旅(大阪〜枕崎)
第六章 陽光の南九州を巡る(鹿児島〜呉)
第七章 四国のテツロ巡礼で結願(松山〜大阪)
第二部 解説編
第一章 日本一周旅行の背景
ルーツたる諸国巡礼、旅人の個性/学生寮の人脈、最大の動機・学割のフル活用、海外旅行の代替/「遠くへ行きたいけれど…」、北方&南方/マージナル指向、ウサギとカメの“二刀流、北海道固有の“簡易”文化に陶酔、マージナル・マン・坂本龍馬への憧憬、ローカル線・弱小私鉄への偏愛、奇妙な鉄道崇拝と駅スタンプ試論
第二章 日本一周旅行のその後
懐古趣味と「テシオノスタルギヤ」、昇格という“光”の中の“影、ヤマの消滅と道連れとなった炭砿鉄道の悲劇、地方私鉄の壊滅、国鉄ローカル線、私鉄帝国主義の終焉、バス企業の破綻・消滅、商業施設の消滅、懐かしき昭和情景の喪失

第三部 座談会
おわりに
交通・観光関連年表

著者プロフィール

小川 功(オガワ イサオ)
昭和41年当時は神戸大学経営学部2回生で、鉄道、特に私鉄多角経営に興味を持ち大学書庫で専ら古い営業報告書を渉猟。卒業後、日本生命で私鉄バス観光等を担当する審査役となった後、教員に転じ金融保険、観光等を専攻。鉄道史学会、産業考古学会等の会員、滋賀大学名誉教授。
主な著作に『阪神電気鉄道百年史』2005年、『日野町史 近代編』(近江鉄道の項)、「滋賀県における鉄道の発達と地域社会」滋賀大学附属史料館企画展図録、『鉄道史文献目録 私鉄社史・人物史編』1994年(以上共著)。
 大手私鉄各社「グループの系譜」(一六回連載)『鉄道ピクトリアル』通巻六〇〇~七一六号、平成六年一二月~平成一五年七月。
「関西私鉄網の拡張と反動―大正バブルから昭和恐慌まで―」『館報 池田文庫』二〇号、池田文庫、平成一四年四月(第六二回展示 記念講演)。「標準軌を選んだ関西私鉄-京津電気軌道と龍野電気鉄道の場合-」岡雅行・山田俊明『ゲージの鉄道学』古今書院、平成一四年ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

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