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日記文化から近代日本を問う 人々はいかに書き、書かされ、書き遺してきたか

歴史・地理

田中 祐介(編) / 柿本 真代(著) / 河内 聡子(著) / 新藤 雄介(著) / 中村 江里(著) / 川勝 麻里(著) / 大野 ロベルト(著) / 中野 綾子(著) / 康 潤伊(著) / 堤 ひろゆき(著) / 徳山 倫子(著) / 磯部 敦(著) / 高 媛(著) / 大岡 響子(著) / 宮田 奈奈(著) / 西田 昌之(著) / 松薗 斉(著) / 島 利栄子(著)

A5判  568頁 並製
定価 4,800円+税
ISBN 978-4-305-70888-5 C0021
在庫僅少

奥付の初版発行年月 2017年12月
書店発売日 2018年01月11日
登録日 2017年12月07日

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紹介

近代日本の日記文化論へ向けて、ここからはじめる。
虚実が入り混じり、読み手の解釈によりさまざまな相貌を見せるうえに、書き手が想像しなかった意味をも見出すことができるテクスト、日記。本書は知られざる他者の手による無数の日記に向き合うことで、多数の新鮮な「問い」の磁場を発見し、分析していく。
果たして人々は、日記をいかに書き、書かされ、書き遺してきたか―。
歴史学、文学、メディア学、社会学、文化人類学等、多数のジャンルの研究者たちにより、近代日本の日記文化を、史料・モノ・行為の三点を軸に明らかにしていく。
執筆は、柿本真代/河内聡子/新藤雄介/中村江里/川勝麻里/大野ロベルト/中野綾子/康 潤伊/堤ひろゆき/徳山倫子/磯部 敦/高 媛/大岡響子/宮田奈奈/西田昌之/松薗 斉/島利栄子(以上、執筆順)。

【本書を手に取る全ての方々へ。本書全体を通じて検討したのは、史料・モノ・行為の三点を軸に、近代日本の「日記文化」の実態の一端を明らかにすることであった。それは本書の副題に即して言えば、人々はいかに書き、書かされ、書き遺してきたかという大きな問いを一歩一歩検証するための各論的考察であったとも言える。しかし、「いかに」の問いの検証が遂に明らかにしえないのは、本書の特別対談でも話題になったように、人は「なぜ」日記を綴るのか―すなわち人間の書くことの欲望は何に由来するのかという根源的な問いである。人はなぜ、過去から現在に至るまで、そして未来においても、自己に関わる出来事を、のみならず自己の内面を言葉に托し、書き留めるのか。「書かされた」としてもそこに潜在する書くことの欲望を支えるものは何か。根源的であるゆえに容易に答えがたいこの問いに、本書を読む一人一人が考えを及ぼして下さることを期待する。本書で検討した「いかに」の事例が、そのための縁として役立つとすれば、望外の喜びである。】……「あとがき」より

目次

総論 研究視座としての「日記文化」─史料・モノ・行為の三点を軸として─(田中祐介)
1 はじめに
2 史料としての日記
3 モノとしての日記
4 行為としての日記
5 近代日本の日記文化を浮き彫りにし、相対化するために

第Ⅰ部◉自己を綴ることの制度化

1章 教育手段としての日記が定着するまで─明治期少年の『日誌』にみる指導と規範─(柿本真代)
1 はじめに
2 日記の教育的価値
3 少年の『日誌』から
4 おわりに
2章 農民日記を綴るということ─近代農村における日記行為の表象をめぐって─(河内聡子)
1 はじめに
2 農村社会の近代化と「日記」
3 日記を綴る「農村青年」─その理想化をめぐって
4 教材としての「日記」─教育される「農村らしさ」
5 おわりに

第Ⅱ部◉史料としての可能性

3章 昭和初期の役人日記における読書と政治的志向─マルクス主義と共産主義運動の間の二重の分断線─(新藤雄介)
1 問題の所在
2 先行研究と本章の方法
3 日記執筆者の個人生活
4 日記執筆者のメディア接触と読書傾向
5 マルクス主義の曲解への憤り
6 『戦旗』の左翼性の無効化
7 『中央公論』の発禁への関心
8 メーデーに対する期待と共産主義運動に対する否定
9 プロレタリア文学的視点の有無
10 無抵抗主義者としてのガンディー、ブルジョアの手先としてのガンディー
11 誤配と購入と読書の間
12 本章の知見

4章 精神科診療録を用いた歴史研究の可能性と課題─戦時下の陸軍病院・傷痍軍人療養所における日誌の分析を中心に─(中村江里)
1 はじめに
2 アジア・太平洋戦争期の軍事精神医療の概要と関連アーカイブズの現状
3 病床日誌の資料的特性
4 診療録を用いた歴史研究の可能性
5 診療録のもつ資料的困難と豊かさ―患者の「沈黙」から考える
6 おわりに

5章 多声響く〈内面の日記〉─戦時下の第二高等学校『忠愛寮日誌』にみるキリスト教主義学生の信仰・煩悶・炎上的論争─(田中祐介)
1 はじめに
2 第二高等学校忠愛寮と『忠愛寮日誌』
3 『忠愛寮日誌』の特徴─大正期を中心に
4 戦時下の『忠愛寮日誌』
5 結論

第Ⅲ部◉真実と虚構

6章 昭和一〇年代の王朝日記受容と綴り方運動─堀辰雄・坂口安吾・川端康成における〈女性的なるもの〉のリアリティ─(川勝麻里)
1 はじめに
2 「純粋の声」と堀辰雄「姨捨」
3 堀辰雄「かげろふの日記」における「純粋の声」
4 綴り方運動と、日記における「純粋の声」
5 男女の声色―リライトなのか、代作なのか?―
【王朝日記受容・簡略年表】

7章 権力と向き合う日記─北條民雄と読者・文壇・検閲─(大野ロベルト)
1 はじめに
2 病める創作者の「心的日記」
3 読者・文壇への意識――理想と現実の葛藤
4 検閲との格闘
5 結論―川端という権力者

8章 「編集された日記」における学徒兵の読書行為─学徒兵遺稿集と阿川弘之『雲の墓標』をめぐって─(中野綾子)
1 はじめに
2 『雲の墓標』の「うしろの作者たち」
3 遺稿集に記された読書―『ドイツ戦没学生の手紙』から『雲ながるる果てに』まで―
4 『雲の墓標』における吉野次郎の読書
5 吉野次郎の空疎な読書
6 藤倉晶の「反戦的」な読書
7 おわりに

9章 ジュニア向け文庫の「非行少女の日記」─性をめぐる教化・窃視・告白─(康 潤伊)
1 はじめに
2 教化
3 窃視
4 告白と/の文学
5 おわりに

第Ⅳ部◉学校文化の中の「書くこと」

10章 大正期の教育実習日誌におけるまなざしの往還─師範学校生徒はいかにして教員となったか─(堤ひろゆき)
1 はじめに
2 先行研究
3 史料および教育実習の概要
4 生徒としてのまなざしと教員としてのまなざし
5 日誌を通した「書くこと」による規範化
6 おわりに

11章 書記行為から〈女学生〉イメージを再考する─白河高等補習女学校生の日記帳と佐野高等実践女学校校友会誌を題材に─(徳山倫子)
1 〈女学生〉とは誰なのか?―「女学生日誌」の所有者をめぐって
2 〈女学生〉と書記行為―校友会誌への着目
3 佐野高等実践女学校生徒の読書傾向―高等女学校生との比較から
4 作文には何が、どこまで綴られ得たか?
5 佐野高等実践女学校生徒の社会的階層と自己意識
6 作文における創作的な試み―読書行為との関わり
7 おわりに

12章 表現空間としての奈良女子高等師範学校─「婦徳」の内面化と詠歌の相関─(磯部 敦)
1 奈良女子高等師範学校と「婦徳」
2 奈良女高師生たちの大典奉祝歌
3 校友会雑誌『養徳』における和歌
4 奈良女高師という表現空間

第Ⅴ部◉「外地」で綴られた日本語の日記

13章 戦前期満洲における中国人青年の学校生活─南満中学堂生の『学生日記』(一九三六年)から─(高 媛)
1 はじめに
2 『学生日記』の体裁と特色
3 Yさんの人物像
4 Yさんの学校生活
5 Yさんの内面世界
6 おわりに

14章 植民地台湾の知識人が綴った日記─黄旺成日記にみる読み書きの実践と言語選択─(大岡響子)
1 はじめに
2 黄旺成の経歴と日記
3 黄旺成のリテラシー獲得と教育機関
4 黄旺成日記にみる「書くこと」と「読むこと」の実践
5 読む言語と書く言語の変遷
6 むすび

第Ⅵ部◉近代日本の日記文化を浮き彫りにし、相対化するために

15章 近代日本の日記と学際研究─日欧比較という視座から─(宮田奈奈)
1 はじめに
2 ヨーロッパにおける日記行為の歴史
3 ヨーロッパにおける日記研究
4 近代日本の日記の学際研究のあり方と日欧比較の視座
5 おわりに

16章 近現代タイの日記文化─国民教導としての読ませる日記から民主化の黎明へ─(西田昌之)
1 日記を書いたことがない大学生
2 日記に近いタイ独自の書記文化
3 近代タイにおける日記のはじまり─近代的時間と個人の出来事との連結
4 国民教導のための日記
5 大衆教育としての日記教育
6 おわりに

17章 前近代の日記の〈発生〉について─日欧比較文化史の視点から─(松薗 斉)
1 はじめに
2 日本における日記の始まり
3 王朝日記の開始
4 王朝日記の発展
5 記録装置としての日記と「家」
6 王朝日記の変容
7 中世商人の日記

第Ⅶ部◉特別対談

「個人の記録を社会の遺産に」(島利栄子「女性の日記から学ぶ会」代表)
1 はじめに
2 「女性の日記から学ぶ会」の活動前史─記録に着目すること
3 活動二〇年を迎えて─集めた日記の特徴、収集・保存の方法と、出版や展示会
4 日記とのつきあい方
5 日記の会のメンバーから
6 人はなぜ書き続けるのか、書き続けたのか

◆シンポジウム開催記録
◆執筆者プロフィール(執筆者の日記習慣アンケート付き)
◆あとがき

著者プロフィール

田中 祐介(タナカ ユウスケ)
国際基督教大学大学院比較文化研究科博士後期課程修了(学術博士)。国際基督教大学アジア文化研究所助手、国文学研究資料館機関研究員を経て、現在、明治学院大学教養教育センター助教。代表的業績に、「『書くこと』の歴史を問うために─研究視座としての『日記文化』の可能性と学際的・国際的連携」(『日本近代文学』第96集、2017年5月)、「より豊かな日記の読み解きをめざして─『女性の日記から学ぶ会』の日記帳の目録作成とその意義」(『女性の日記から学ぶ会 二十年の歩み 平成8年〜28年』、2016年6月)、「近代日本の日記帳─故福田秀一氏蒐集の日記帳コレクションより」(『アジア文化研究』第39号、2013年3月)、「〈社会〉の発見は文壇に何をもたらしたか─一九二〇年の『文芸の社会化』論争と〈人格主義的パラダイム〉の行末」(『日本近代文学』第87集、2012年11月)、「教養主義とノスタルジア─阿部次郎『徳川時代の芸術と社会』における江戸郷愁との訣別」(『季刊日本思想史』、第77号、2010年10月)など。
近代日本の日記文化に関わる研究活動の最新情報は、diaryculture.comにて発信。メールアドレスはnikkiken.modernjapan@gmail.com
柿本 真代(カキモト マヨ)
仁愛大学人間生活学部講師(児童文化史)▼「明治期の少年雑誌と読者たち─『少年園』『小国民』の書き入れをめぐって」(『仁愛大学研究紀要 人間生活学部篇』8号、二〇一六年三月)、「『少年園』における西洋文化の受容─『セント・ニコラス』との関係を中心に」(『大阪国際児童文学振興財団研究紀要』28号、二〇一五年三月)。
河内 聡子(カワチ サトコ)
東北大学文学部助教(日本近代文学)▼「明治期地方寺院における説草集の編纂をめぐって」(『仏教文学』42号、二〇一七年四月)、「大原幽学の発見─「日本的産業組合」の創出と歴史叙述の転換を巡って」(『日本文芸論稿』36号、二〇一三年三月)、「雑誌『家の光』の普及過程に見るメディアの地域展開」(『日本文学』58巻4号、二〇〇九年四月)。
新藤 雄介(シンドウ ユウスケ)
福島大学行政政策学類准教授(メディア史、社会学)▼「メディア史の歴史学化か/歴史学のメディア研究化か─メディア史・歴史学・文学・政治学にとっての読者研究の位相」(『メディア史研究』41号、二〇一七年二月)、「明治民権期における声と活字─集会条例による政談演説/学術演説の区分を巡る政治性」(『マス・コミュニケーション研究』88号、二〇一六年一月)、「大正期マルクス主義形態論─『資本論』未完訳期における社会主義知識の普及とパンフレット出版」(『マス・コミュニケーション研究』86号、二〇一五年一月)。
中村 江里(ナカムラ エリ)
一橋大学大学院社会学研究科特任講師(日本近現代史)▼『戦争とトラウマ─不可視化された日本兵の戦争神経症』(吉川弘文館、二〇一八年)、『資料集成 精神障害兵士「病床日誌」』第3巻、新発田陸軍病院編(編集・解説、六花出版、二〇一七年)。
川勝 麻里(カワカツ マリ)
明海大学・埼玉学園大学・早稲田大学非常勤講師(日本近現代文学、川端康成研究、『源氏物語』の受容研究)▼巻頭解説「『どこか遠く』へ行きたい日本人たち─七〇年代文化的装置としてのディスカバー・ジャパン・キャンペーン広告」(『ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい』東京ステーションギャラリー図録、二〇一四年九月)、論文「一九二〇年代のシュルレアリスム受容と川端康成─『弱き器』『火に行く彼女』『鋸と出産』ほか」(『立教大学日本学研究所年報』9号、二〇一二年三月)、単著『明治から昭和における『源氏物語』の受容─近代日本の文化創造と古典』(和泉書院、二〇〇八年)。
大野 ロベルト(オオノ ロベルト)
日本社会事業大学社会福祉学部専任講師(古典を中心とする日本文学、比較文化、文学理論)▼論文「『もののあはれ』再考─思想と文学を往還しながら」(『アジア文化研究』42号、二〇一六年三月)、 訳書『江戸のなかの日本、日本のなかの江戸』(ピーター・ノスコ、ジェームス・E・ケテラー、小島康敬編、柏書房、二〇一六年)。
中野 綾子(ナカノ アヤコ)
日本学術振興会特別研究員(P‌D)(日本近代文学)▼「緩やかな動員のためのメディア─陸軍発行慰問雑誌『兵隊』をめぐって」(『早稲田大学大学院教育学研究科紀要』別冊(24巻1号)、二〇一六年九月)、「〈柔らかな統制〉としての推薦図書制度─文部省及び日本出版文化協会における読書統制をめぐって」(『Intelligence』15号、二〇一五年三月)、「慰問雑誌にみる戦場の読書空間─『陣中倶楽部』と『兵隊』を中心に」(『出版研究』45号、二〇一五年三月)。
康 潤伊(カン ユニ)
早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程(日本近現代文学、在日朝鮮人文学)▼「柳美里『8月の果て』における非‐「本名」─創氏改名の陰としての号と源氏名」(『昭和文学研究』76号、二〇一七年三月)、「教材としての鷺沢萠『ケナリも花、サクラも花』─異文化コミュニケーションの不/可能性」(『文学・語学』216号、二〇一六年八月)。
堤 ひろゆき(ツツミ ヒロユキ)
上武大学ビジネス情報学部専任講師(日本教育史)▼「学校報国団による生徒の「自治」の変化─長野県松本中学校の「自治機関」に注目して」(東京大学大学院教育学研究科基礎教育学研究室『研究室紀要』41号、二〇一五年七月)、「旧制中学校における「校友」概念の形成─1890年代の長野県尋常中学校の校内雑誌『校友』を手がかりとして」(東京大学大学院教育学研究科『東京大学大学院教育学研究科紀要』54号、二〇一五年三月)。
徳山 倫子(トクヤマ リンコ)
京都大学大学院農学研究科博士後期課程・日本学術振興会特別研究員D‌C‌2(近代日本の女子教育史・農村女性史)▼「近代日本の農村女子教育における歴史研究の意義と課題」(『農業および園芸』92巻8号、二〇一七年八月)、「1930年代の公立職業学校における女子教育─大阪府立佐野高等実践女学校を中心に」(『日本の教育史学』59集、二〇一六年一〇月)、「都市近郊農村における女子初等後教育の展開─大阪府郡部の高等小学校付設裁縫専修科に着目して」(『農業史研究』49号、二〇一五年三月)。
磯部 敦(イソベ アツシ)
奈良女子大学研究院人文科学系准教授(近代日本出版史)▼著書に『出版文化の明治前期─東京稗史出版社とその周辺』(ぺりかん社、二〇一二年)、論文に「紙型と異本」(『書物学』8号、勉誠出版、二〇一六年八月)、「職業案内本の〈近代〉、あるいは時代閉塞の現状について」(前田雅之他『幕末明治 移行期の思想と文化』勉誠出版、二〇一六年)。
高 媛(コウ エン)
駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部准教授(歴史社会学)▼「戦争の副産物としての湯崗子温泉」(解説論文)『湯崗子温泉株式会社二十年史』(復刻版、ゆまに書房、二〇一六年)、「招待旅行にみる満洲イメージ」旅の文化研究所編『満蒙開拓青少年義勇軍の旅路』(森話社、二〇一六年)、「一九二〇年代における満鉄の観光宣伝─嘱託画家・眞山孝治の活動を中心に」『Journal of Global Media Studies』17・18合併号(駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部、二〇一六年三月)。
大岡 響子(オオオカ キョウコ)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程・明治学院大学非常勤講師(歴史人類学・日本語教育学)▼「『私』をつくる記述─満洲における雑誌メディアと自己言及のテクスト」(『アジア文化研究』42 号、国際基督教大学アジア文化研究所、二〇一六年三月)、「変わりゆく都市の生活空間─台北における伝統市場という場所性」(『Vesta』96号、味の素食の文化センター、二〇一四年一〇月)。
宮田 奈奈(ミヤタ ナナ)
オーストリア国立科学アカデミー近現代史研究所客員研究員、ドイツ・ヒルデスハイム大学歴史学研究所非常勤講師(Intellectual history、東西交渉史)▼訳書に『明治初期日本の原風景と謎の少年写真家』(洋泉社、二〇一六年)、翻訳監修・編著に『日独交流150年の軌跡』(箱石大、ペーター・パンツァーとの共編、雄松堂書店、二〇一三年)、著書にDie Übernahme der chinesischen Kultur in Japans Altertum: Kultureller Wandel im innen- und außenpolitischen Kontext (Lit-Verlag, 2012).
西田 昌之(ニシダ マサユキ)
チェンマイ大学人文学部日本研究センター副センター長・専任講師、国際基督教大学アジア文化研究所研究員(文化人類学・地域研究(東南アジア))▼「コミュニティ防災の中心と周辺─タイ・パンガー県タクワパー郡の事例から」(加藤恵津子・山口富子編『リベラルアーツは〈震災・復興〉とどう向きあうか』風行社、二〇一六年)、「三木榮の『南進』と対タイ文化政策」(『日タイ言語文化研究』特別号、二〇一六年二月)“The Emergence of a Nature Conservation Ritual: Local Negotiations with Environmentalism in Northern Thailand.”(『アジア文化研究』39号、二〇一三年三月)。
松薗 斉(マツゾノ ヒトシ)
愛知学院大学文学部教授(日本古代・中世文化史)▼『中世日記の世界』(近藤好和氏と共編著、ミネルヴァ書房、二〇一七年)、『日記に魅入られた人々 王朝貴族と中世公家』(臨川書店、二〇一七年)、『日記の家─中世国家の記録組織』(吉川弘文館、一九九七年)。
島 利栄子(シマ エリコ)
「女性の日記から学ぶ会」代表

上記内容は本書刊行時のものです。

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