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五十嵐日記 古書店の原風景 古書店員の昭和へ

五十嵐日記刊行会(編) / 五十嵐 智(編) / 河内 聡子(編) / 中野 綾子(編) / 和田 敦彦(編) / 渡辺 匡一(編)

A5判  328頁 並製
定価 2,400円+税
ISBN 978-4-305-70755-0 C0000
在庫あり

奥付の初版発行年月 2014年11月
書店発売日 2014年11月25日
登録日 2014年10月27日

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解説

早稲田で50年近い歴史を持つ古書店、五十嵐書店を創業した五十嵐智氏の若かりし頃の日記。昭和28年、地方から一人上京し、ひたむきに古書店で働く五十嵐青年の日常とは。関連資料満載で昭和の古書店の原風景を捉える。

紹介

早稲田で50年近い歴史を持つ古書店店主、五十嵐智氏の若き日の日記から、昭和の古書店の原風景を捉える。人名一覧、系図、年表付。

昭和28年、地方から一人上京し、
ひたむきに古書店で働く五十嵐青年の日常――。

早稲田で50年近い歴史を持つ、日本文学や日本史に強い古書店、
五十嵐書店を創業した五十嵐智氏の若かりし頃の日記。
19歳の時山形から上京し、神田の古書店南海堂で10年間働いた後独立した。
本書はその間の独立前夜の日記である。

日記の内容を助ける資料として、日記に登場する人名を索引形式で人名一覧にまとめたほか、関連資料として五十嵐家の家系図、五十嵐書店についての簡易な年表を付しました。
また、五十嵐氏が神田で独立した頃、その後、早稲田に古書店を開業した頃の、それぞれの時期の近辺の古書店地図も掲げています。南海堂から独立した古書店や関係の深い古書店は数多いですが、それらについては南海堂関係古書店の関係図を作成し、まとめました。

【……この日記が刊行されるにいたったのは、やはりその内容の魅力によるところが大きい。この日記には、別に書店員のめざましい活躍や珍しい取引が描かれているわけではないし、また、うがった批評や難解な思想が描かれているわけではない。
 しかしながら、地方から一人上京し、ひたむきに古書店で働く五十嵐青年の日々の記録には、故郷の家族とのやりとりや、つどって来る同郷者達の姿も含め、読んでいて不思議に引きつけられてしまう。また、今読めば信じがたいような光景や、笑いを誘うような出来事も少なくない。】……本書「はじめに」より

目次

はじめに―五十嵐書店と五十嵐日記●五十嵐日記刊行会

五十嵐日記[五十嵐智]

 昭和二八(一九五三)年六月〜昭和二九年四月
 昭和三〇(一九五五)年一月〜十二月
 昭和三一(一九五六)年一月〜十二月
 昭和三二(一九五七)年一月〜十二月
 昭和三三(一九五八)年一月〜十二月
 昭和三四(一九五九)年一月〜十二月
 昭和三五(一九六〇)年一月〜十二月
 昭和三六(一九六一)年一月〜十二月
 昭和三七(一九六二)年一月〜十二月

日記補遺―神田から早稲田へ●五十嵐日記刊行会

人名索引

関連資料
・古書店地図(神田)、(早稲田)
・五十嵐智氏年表(一九三四〜一九七〇年)
・五十嵐家 家系図
・市田家 家系図
・南海堂関係古書店

おわりに―残さなければならないもの、残したいもの●五十嵐日記刊行会
・南海堂書店について
・南海堂書店での修業
・当時の神田古書店街について
・休日のことなど

著者プロフィール

五十嵐日記刊行会(イガラシニッキカンコウカイ)
五十嵐 智(イガラシ サトシ)
1934年、山形県出身。1953年上京、神保町にある古書店、南海堂書店で働き始め、1964年に独立し、南海堂分店五十嵐書店を開店。1968年に早稲田に移店。1970年には藝林舎の名義で出版事業を始めた。
河内 聡子(カワチ サトコ)
1982年、宮城県出身。宮城学院女子大学非常勤講師。主要論文に「雑誌『家の光』の普及過程に見るメディアの地域展開」(『日本文学』58(4)、2009年)など。
中野 綾子(ナカノ アヤコ)
1986年、埼玉県出身。早稲田大学教育学研究科博士課程。主要論文に「戦時下学生の読書行為」(『日本文学』61(11)、2012年)、「堀辰雄ブームの検証」(『日本文学』62(11)、2013年)、「戦時下学生の読書法」(『リテラシー史研究』(7)、2014年)など。
和田 敦彦(ワダ アツヒコ)
1965年、高知県出身。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。著書に『読むということ』(ひつじ書房、1997年)、『メディアの中の読者』(ひつじ書房、2002年)、『書物の日米関係』(新曜社、2007年)、『越境する書物』(新曜社、2011年)、『読書の歴史を問う』(笠間書院、2014年)など。
渡辺 匡一(ワタナベ キョウイチ)
1962年、東京都出身。信州大学人文学部教授。主要論文に「「関東元祖」俊海法印─松橋流の東国展開と地蔵院流─」(『中世文学と寺院資料・聖教』竹林舎、2010年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

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