古代の豪族と社会
松尾 光（著）
四六判 432頁
定価 2,600円＋税
ISBN 978-4-305-70279-1 C3021
在庫あり
奥付の初版発行年月 2005年04月 書店発売日 2005年04月01日 登録日 2010年02月18日
読書メーター
紹介
物部氏だけに許された大王家類似の降臨神話、山部の職名起源、外交にたけた氏族と藤原氏との葛藤、持統女帝・光明皇后が女帝に仕掛けた陰謀、などを詳細に検討する、古代史の実相を知るための31の切り口。
目次
●古代王家と豪族1日本古代の豪族たち 2地域の豪族と未完の王国 3物部氏と『先代旧事本紀』 4山部・山守部の職名淵源 5古代相模豪族の基盤とその性格 6志深里の新室宴 7継体天皇の生没年 8藤ノ木古墳の被葬者は膳臣氏か大原史氏か 9厩戸皇子の登場と蘇我馬子 10聖徳太子と片岡山伝説 11中大兄皇子・大海人皇子異父兄弟説の問題点…大和岩雄氏への回答 12被葬者がわかっている古代天皇陵は 13大津皇子の叛意 14著名な人物・事件その後●律令制下の氏族と社会1元正天皇はなぜ即位できたか 2孝謙女帝と淳仁天皇 3唐への国書はどこで作られたか…対等外交の謎 4遣唐使たちの憂鬱 5入唐大使派遣に込められた藤原氏の野望…光明皇太后の祈り歌 6資料／遣外使節と治部省人事 7阿刀酒主・安都雄足の異数の出世 8王畿の思想と税制 9貨幣の魔力…富本銭と和同開珎 10駅路の上の人影 11『風土記』の季節 12『播磨国風土記』の世界に遊ぶ 13出発点か終着点か 14畝火山の性別…聞き手の意識の時代性 15古代びとの心のリズム 16太安万侶と宣命小書体 17貧窮問答歌は社会科の教材たりうるか
著者プロフィール
松尾 光（マツオ ヒカル）
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