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書評あり

 久保田淳座談集 1

久保田淳座談集 心あひの風 いま、古典を読む

久保田 淳(編著) / 秋山 虔(著) / ドナルド・キーン(著) / 俵 万智(著) / 佐佐木 幸綱(著) / 金子 兜太(著) / 丸谷 才一(著) / 竹西 寛子(著) / 田辺 聖子(著) / 冷泉貴実子(著) / 岡井 隆(著)

四六判  272頁 上製
定価 2,200円+税
ISBN 978-4-305-60028-8 C0395
在庫あり

奥付の初版発行年月 2004年02月
書店発売日 2004年03月01日

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書評情報

2012-05-13 読売新聞 
2012-05-13 東京新聞/中日新聞 

解説

日本文学・文化を先導する10人の知性と研究者が熱く、楽しく語り合う。刺激的な八夜の物語。秋山虔/ドナルド・キーン/俵万智/金子兜太×佐佐木幸綱/丸谷才一/竹西寛子/田辺聖子×冷泉貴実子/岡井隆

紹介

古典和歌はどう読めばいいのか。
語り合いのなかから見えてくる。
日本文学研究の泰斗 久保田淳の、いままで行ってきた数々の座談・対談を集成。
日本文学史の根幹をなす、和歌の世界を、もっと知りたくなり、愛したくなる。そんな本です。

刺激的な八夜の物語。心の豊かさ、ことばの力──古くて新しい古典のいのちを、日本の文学、文化を先導する10人の知性と古典文学研究者が熱く、楽しく語り合う。

目次

古典と私の人生◆秋山虔
文学とのふれあい/古典をどう読むか/日本的なもの/仮名の誕生/楽しく読む/好き嫌い/「みやび」とは

日本文化と古典文学◆ドナルド・キーン
古典文学は現代語訳で—作品そのものの面白さを伝えること/近松はアーサー・ミラー—文学研究の対象に貴賤なしだが/何も食べない「源氏物語」—心のことを書かなかった中国詩人/文学の歴史は和歌中心—千何百年も和歌の形式がつづく

百人一首—言葉に出会う楽しみ◆俵万智
歌を覚えるということ/口語と文語、定型と散文/俊成卿女と宮内卿/作歌と技巧/俵万智と中島みゆき/作る喜びと苦しみ、読ませる工夫/さまざまな『百人一首』

日本の恋歌を語る◆金子兜太・佐佐木幸綱
恋の歌との出会い、東歌から/啄木の歌から/百人一首から/反古今・親歌謡の立場/身体の問題/東歌のエロス/万葉相聞の女歌人/男の相聞歌人/得恋の歌/西行の恋歌/具体と抽象/男の歌と女の歌/恋の歌人定家/近世和歌での恋/恋の句さまざま/歌謡・川柳・狂歌/我が恋歌、我が恋の句

宮のうた、里のうた◆丸谷才一
歌人天皇/後鳥羽院の歌、昭和天皇の歌/後白河法皇の今様/天皇の意味—日本文化における

王朝和歌—心、そして物◆竹西寛子
歌について何を、どう言うか/物と心、心と言葉/雑歌の面白さ、その広がり/和泉式部好き、能因嫌い/行動と想像と創造と/俊成卿女の恋、永福門院の景

藤原定家の千年◆田辺聖子・冷泉貴実子
守られた歌の伝統/冷泉家の歌会始/花は満開の花、月は満月/恋と「もののあはれ」/本歌取りはオーケストラ/白い涙、赤い涙/俊成の言葉、定家の言葉/子規と伝統/洗練された定型/失われた月雪花/座の文学/定家と式子内親王/老いの恋歌/歌合と「百人一首」

〈うた〉、そのレトリックを考える◆岡井隆
西行と定家/『日本名歌集成』と教科書の歌/読みの歴史/茂吉の歌/土地、風土/口語と文語/引用/表現技巧/旅と日記

対談・座談おぼえがき
あとがき
詩歌索引

著者プロフィール

久保田 淳(クボタ ジュン)
昭和8年(1933)年東京の生まれ。昭和31年、東京大学文学部国語国文学科卒業。同36年同大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程博士課程修了。文学博士。東京大学助手、白百合女子大学助教授、東京大学助教授、同教授、白百合女子大学教授を経て、現在東京大学名誉教授。著書に『新古今歌人の研究』(昭48 東京大学出版会)、『日本人の美意識』(昭和53 講談社)、『日本古典文学大辞典』全6巻共編(昭和58〜60 岩波書店)、『花のもの言う』(昭59 新潮社)、『古典歳時記 柳は緑花は紅』(昭63 小学館)、『中世和歌史の研究』(平5 明治書院)、『吉田兼右筆十三代集 玉葉和歌集』編著(平7 笠間書院)、『岩波講座日本文学史』全17巻共編(平7〜9 岩波書店)、『隅田川の文学』(平8 岩波書店)、『和歌文学大系』監修(平9〜 明治書院)、『新版日本文学大年表』共編(平14 おうふう)、『ことば、ことば、ことば』(平18 翰林書房)、『久保田淳著作選集』全3巻(平16 岩波書店)、『野あるき花ものがたり』(平16 小学館)、『岩波 日本古典文学辞典』(平19 岩波書店)、『歌の花、花の歌』(平19 明治書院)、『旅の歌、歌の旅—歌枕おぼえ書』(平20 おうふう)、『徒然草 物語の舞台を歩く』(平21 山川出版社)、『新古今和歌集全注釈』全6巻(平23〜 角川学芸出版)など多数。
秋山 虔(アキヤマ ケン)
大正13年1月13日、岡山県に生まれる。昭和22年東京帝国大学文学部国文科卒、同大学院修了。東京大学名誉教授。源氏物語ほか女流日記文学などの注釈や作家論・作品論を手がけて平安朝文学研究に寄与した。主な著書に『源氏物語の世界』(昭39 東京大学出版会)『王朝の文学空間』(昭59 東京大学出版会)『伊勢』(平6 筑摩書房)ほか多数。
ドナルド・キーン(ドナルド キーン)
1922年6月18日、ニューヨークに生まれる。1942年コロンビア大学比較文学専攻卒、ケンブリッジ大学大学院外国語研究科修了、文学博士。コロンビア大学名誉教授。コロンビア大学で比較文学を学ぶかたわら、日本語と中国語の手ほどきを受ける。研究分野は広く、日本の古典・現代文学のみならず歴史・文化・芸能にもおよび、近松や太宰治、三島由紀夫、安部公房らの英訳も多く手掛ける。主な著書に『日本文学の歴史』全18巻(平6〜9 中央公論社)『明治天皇を語る』(平15 新潮社)『ドナルド・キーン著作集』全15巻(平23〜 新潮社)など。
俵 万智(タワラ マチ)
昭和37年12月31日、大阪府に生まれる。昭和60年早稲田大学第一文学部日本文学科卒。歌人。大学在学中より作歌を始め、第一歌集「サラダ記念日」が200万部のベストセラーとなる。昭和63年第32回現代歌人協会賞を受賞。最も注目を集める歌人の一人。主な著書に『かぜのてのひら』(平3 河出書房新社)『愛する源氏物語』(平15 文藝春秋)『プーさんの鼻』(文藝春秋)など。
佐佐木 幸綱(ササキ ユキツナ)
昭和13年10月8日、東京都に生まれる。昭和39年早稲田大学第一文学部卒、同大学院国文科修士課程修了。歌人。国文学者。大学在学中より「早稲田短歌」「心の花」に参加。河出書房新社「文芸」編集長をつとめたのち、跡見女子大学教授を経て、早稲田大学教授を歴任した。「心の花」編集長。朝日歌壇撰者。主な著書に『佐佐木幸綱の世界』全16巻(平10〜11 河出書房新社)『男うた・女うた—男性歌人篇』(平15 中央公論新社)など。
金子 兜太(カネコ トウタ)
大正8年9月23日、埼玉県に生まれる。昭和18年東京帝国大学経済学部卒。俳人。「海程」主宰、現代俳句協会名誉会長。18歳より句作を始め、大学在学中に加藤楸邨に師事。日本銀行に勤めるかたわら、前衛俳句の旗手として頭角をあらわし、昭和31年現代俳句協会賞を受賞。伝統にとらわれない独特の作風を不動にした。平成15年日本芸術院賞を受賞。主な著書に『金子兜太集』全4巻(平14 筑摩書房)『子ども俳句歳時記』(平15 蝸牛新社)など。
丸谷 才一(マルヤ サイイチ)
大正14年8月27日、山形県に生まれる。昭和25年東京大学文学部英文学科卒。作家。毎日新聞特別顧問。日本芸術院会員。大学卒業後、昭和40年まで國學院大學に勤務。小説・評論・随筆・翻訳・対談と幅広く活躍し、古典論・文章論・国語問題にも造詣が深い。43年「年の残り」で芥川賞を、47年「たった一人の反乱」で谷崎賞を、49年「後鳥羽院」で読売文学賞を、60年「忠臣蔵とは何か」で野間文芸賞を、63年「樹影譚」が川端賞を、平成3年「横しぐれ」英訳でインデペンデント外国文学賞を受賞するなど受賞多数。主な著書に『笹まくら』(昭41 河出書房)『丸谷才一批評集』全6巻(平7〜8 文芸春秋)『輝く日の宮』(平15 講談社)など。
竹西 寛子(タケニシ ヒロコ)
昭和4年4月11日、広島県に生まれる。昭和27年早稲田大学第一文学部文学科(国文学専修)卒。小説家。評論家。日本芸術院会員。河出書房、筑摩書房勤務、昭和37年退社。38年「往還の記--日本の古典に想う」で田村俊子賞。56年「兵隊宿」で川端康成文学賞。平成6年日本芸術院賞。著書に『竹西寛子著作集』全5巻別冊1(平8 新潮社)『自選竹西寛子随想集』全3巻(平14〜15 岩波書店)『日本の文学論』(平7)『贈答のうた』(平14 いずれも講談社)など。
田辺 聖子(タナベ セイコ)
昭和3年3月27日、大阪府に生まれる。昭和22年樟蔭女子専門学校国文科卒。小説家。直木賞選考委員。昭和39年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)」で芥川賞を、62年「花衣ぬぐやまつわる…」で女流文学賞、平成5年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、6年菊池寛文学賞、7年紫綬褒章、10年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で読売文学賞、14年キワニス大阪賞など、多数受賞。12年文化功労者となる。作風は巧みな大阪弁で夫婦あるいは男女の機微と生態を描くものが多い。近著に『武玉川・とくとく清水』(平14 岩波書店)『女のおっさん箴言集』(平15 PHP研究所)など。
冷泉貴実子(レイゼイ キミコ)
昭和22年7月29日、京都府に生まれる。昭和48年京都女子大学大学院日本史専攻修士課程修了。(財)冷泉家時雨亭文庫事務局長。冷泉家24代当主の長女、25代為人夫人。高校教師を経て、昭和56年時雨亭文庫設立とともに事務局長となる。冷泉流歌道「玉緒会」指導。著書に『冷泉家の年中行事』(昭62 朝日新聞社)『冷泉家歌ごよみ―京の八百歳』(平18 京都新聞社)『花もみぢ―冷泉家と京都』(平23 書肆フローラ)など。
岡井 隆(オカイ タカシ)
昭和3年1月5日、愛知県に生まれる。昭和30年慶応義塾大学医学部卒、医学博士。歌人、文芸評論家、医師。18歳で「アララギ」に入会、土屋文明に師事。26年近藤芳美らと「未来」を創刊。30年頃に塚本邦雄・寺山修司らと前衛短歌運動を起こし、注目を浴びる。主な著書に『旅のあとさき、詩歌のあれこれ』(平15 朝日新聞社)『岡井隆全歌集』全4巻(平17〜18 思潮社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

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