日本語・日本文学の研究書を中心に刊行する笠間書院の、本の販売サイトです。送料無料で直接販売いたします。クレジット決済[Paypal]のみ。ぜひご利用下さい。

 中世王朝物語全集

松陰中納言 中世王朝物語全集16

阿部 好臣(編著)

A5判  314頁 
定価 4,800円+税
ISBN 978-4-305-40096-3 C3393
在庫あり

奥付の初版発行年月 2006年05月
書店発売日 2006年05月01日

このエントリーをはてなブックマークに追加
 読書メーター  本を引用

紹介

松陰中納言(まつかげちゅうなごん)阿部好臣[校訂・訳注]

松陰中納言は、帝から愛妾藤の内侍を下賜されるが、
横恋慕する山の井中納言の讒言によって、
隠岐に流される。
須磨に籠った松陰の子息中将は、
山の井の子息少将の助けを得て、
継母の姦計を逃れた山の井の味の姫君と結ばれる。
東宮の活躍もあって、やがて山の井一味の悪事はあらわになり、
松陰一門は栄えて行く。
こうした松陰家の物語を軸にしながら、
流離、継子いじめ、生霊、入水、山の井一味の出家など、
複数の軸が、モザイク状に配されながら、
大団円に向けて調和して行く。

目次

凡例

松陰中納言(まつかげちゅうなごん)阿部好臣[校訂・訳注]

巻一 注
巻二 注
巻三 注
巻四 注
巻五 注

年立・梗概・呼称一覧・校訂付記・系図・参考地図・和歌総覧・解題

前書きなど

刊行に際して


 院政期から鎌倉時代の間に成った王朝物語は、
『松浦宮物語』『石清水物語』『有明の別』その他、
現存作品だけでも二十八部の多きに達するにかかわらず、
最近まで一様に「擬古物語」という称を与えられて、
ひたすら平安朝物語の模倣作とされ、
読むに値しないものと見なされてきた。
従って、大部分はごく少部数の原典の翻字があるのみで、
現代語訳もほとんど刊行されていないのが現状である。
 その結果、それらが一般の読者にまったく読まれなかったのは
やむを得なかったとしても、専門の研究者ですら、
この時期の物語の文体には特異な語彙や語法があるという点もあって、
右のような常識に甘んじて、
自ら作品を読み、研究を進める姿勢が乏しかった嫌いがあるように思われる。
これらの作品がこうしてひとしなみに継子扱いを受けてきた最大の理由は、
作品の内容にあるのではなく、
現代語訳がほとんど無かったという事実に由来するのである。
 もし、今、それぞれに読みやすい本文を立て、現代語訳を添えることが出来れば、
これらの作品の面目は、世上俄に一新され、
その評価にも再検討が加えられるに違いない
———我々は、数年以前から期せずして、この一致した見解の元に準備を重ね、
同志を糾合して、「中世王朝物語研究会」を組織し、
市古貞次・三角洋一編『鎌倉時代物語集成』七巻の本文の完結に引き続いて、
ここに本全集を刊行することにした。
日本文学史の数少ない盲点の一つが、この全集によって明らかにされ、
それが広く読まれることで、
その評価も見直される日の近いであろうことを期して疑わない。
ここに、江湖諸賢のご支援を切に望むものである。

編者

著者プロフィール

阿部 好臣(アベ ヨシトミ)

上記内容は本書刊行時のものです。

ご注文はこちらから

4,800円(税抜)

在庫あり

送料無料

PayPalを利用して直接購入

購入手順のご案内
発売前の商品をカートに追加し購入決済することもできますが、発送は発売日後となりますのでご了承ください。