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 笠間叢書

水鏡とその周辺の語彙・語法

小久保 崇明(著)

A5判  472頁 上製
定価 9,000円+税
ISBN 978-4-305-10371-0 C3395
在庫僅少

奥付の初版発行年月 2007年12月
書店発売日 2008年01月15日
登録日 2010年02月18日

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紹介

鎌倉期初期頃の成立とされる『水鏡』に顕在する中世的語彙・語法を詳細に検証する労作。その他『大鏡』なども扱った、渾身の一冊。

『水鏡』は、鎌倉時代初期頃の作品とされている歴史物語で、今まで、資料として、ほとんど顧みられなかったが、近年、中世文学の中で見直されつつある。

中世語彙・語法の資料として、国語学で等閑視されていた『水鏡』は、決して文芸的にも劣っている作品ではなく、重要な語彙・語法が存在している事を、多くの用例を求めて解析する。
諸本の中で、鎌倉期の古写本である「専修寺本」が、最も本文が優れていることを実証し、国語史資料として、極めて重要であること証明する。
国語学で未開拓の分野の語彙・語法に、初めて検証を試みた渾身の1冊。


目次

第一部 『水鏡』の語彙・語法

第一章 中世的語彙・語法
 第一節 形容詞
 第二節 動詞
 第三節 助動詞
 第四節 助詞
 第五節 敬語
 第六節 係り結びの弛緩
第二章 各論
 第一節 人称代名詞
 第二節 程度の副詞からみた『水鏡』の文章
 第三節 動詞
 第四節 語彙・語法ところどころ
 第五節 敬語
 第六節 「給ひたり」「給へり」からみた『水鏡』の文章
 第七節 蓬左文庫本『水鏡』にみえる二、三の語法
 第八節 「百済」の読みについて
 【付録】
 (1)『年号読方考証稿』鶏肋 古印本(製版本)『水鏡』を資料として
 【付】天皇の呼称
 (2)専修寺本『水鏡』声点語彙一覧

第二部 『水鏡』周辺の語彙・語法

第一章 副助詞「とかや」
第二章 接助辞「御」をめぐって
 第一節 御とのごもる
 第二節 御殿油
 第三節 御すだれ
第三章 仰せられ掛く
第四章 「小一条のおとゝときこえさせ給めり」考
第五章 動詞 二題
 第一節 宮仕ふ
 第二節 はさむ
第六章 鏡物のことば
 第一節 四鏡に於ける語りの様態について
 【付】感動・強調の助詞「を」
 第二節 います
 第三節 形容詞のウ音便
 【付】形容詞のイ音便
 第四節 語彙・語法ところどころ
第七章 八巻本『大鏡』の性格について
 第一節 語法
 第二節 語彙
 第三節 係り結び
 【付録】
 (1)『年号読方考証稿』鶏肋 古印本(製版本)『大鏡』を資料として

書評
 保坂弘司著『大鏡研究序説』

あとがき
索引

著者プロフィール

小久保 崇明(コクボ タカアキ)
1930年生。日本大学名誉教授。

上記内容は本書刊行時のものです。

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