笠間叢書
中世初期歌人の研究
田渕 句美子（著）
A5判 420頁
定価 9,500円＋税
ISBN 978-4-305-10337-6 C3392
在庫僅少
奥付の初版発行年月 2001年02月 書店発売日 2001年02月01日 登録日 2010年02月18日
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解説
激動の時代におかれた歌人達11名の伝記・歌壇の動態・グループとの関わり等、詠歌の具体相を資料に即して究明。個人の意識の有り様と絡まり、歌壇を軸とした後鳥羽院、定家等が密接に関連する基層を考察。
紹介
激動の時代におかれた歌人達11名の伝記・歌壇の動態・グループとの関わり等、詠歌の具体相を資料に即して究明。個人の意識の有り様と絡まり、歌壇を軸とした後鳥羽院、定家等が密接に関連する基層を考察。
中世初期、すなわち鎌倉初中期という激動の時代におかれた歌人たちの、伝記や歌壇・グループとの関わり、詠歌の具体相や表現意図、歌人としての意識のありようなどを、さまざまな資料・和歌に即して探る。
目次
第一章 源顕兼第二章 藤原良経第三章 藤原秀能第一節 秀能の出自およびその一族第二節 秀能の生涯第三節 『如願法師集』第四章 藤原能茂と藤原秀茂第一節 藤原能茂第二節 藤原秀茂とその子孫第五章 後鳥羽院とその周辺第一節 隠岐の後鳥羽院を囲む人々第二節 隠岐の後鳥羽院第三節 後鳥羽院宸翰第四節 西蓮書状第六章 藤原定家と好士たち第七章 『今物語』の歌人たち第八章 湛空とその周辺第九章 信生第一節 『信生法師日記』『信生法師集』の成立と執筆意図第二節 『信生法師日記』『信生法師集』の表現第十章 藤原長綱第一節 『前権典厩集』と『藤原長綱集』第二節 長綱の生涯第三節 長綱の和歌終章
著者プロフィール
田渕 句美子（タブチ クミコ）
昭和32年東京生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科単位取得退学。国文学研究資料館助教授。専門は、中世文学、和歌文学。著書に「後拾遺和歌集新釈」ほか。 上記内容は本書刊行時のものです。ご注文方法
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