笠間叢書
論纂説話と説話文学
三谷 栄一（編） / 国東 文麿（編） / 久保田 淳（編）
A5判 582頁
定価 12,000円＋税
ISBN 978-4-305-10125-9 C3095
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1979年06月 書店発売日 1979年01月01日 登録日 2010年02月18日
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目次
戦中・戦後の説話文学研究 西尾光一説話文学試論 今成元昭説話と和歌−狐女房譚と『霊異記』上巻第二話の文学性をめぐって− 三谷栄一〈カミ〉と〈ホトケ〉と−古代説話の一断面− 秋本吉徳歌物語から説話集へ−『大和物語』の解体− 高橋正治蛭児と住吉神−『源氏物語』須磨・明石の神話性− 石原昭平『源氏物語』と継子譚 日向一雅『今昔物語集』の読者 国東文麿『今昔物語集』の“錯誤”について−成立論をめぐって− 中野猛『今昔物語集』漢文出典話の表現手法−霊験への眼− 小峯和明『今昔物語集』の不採用話から−『三宝感応要略録』のばあい− 宮田尚伝承者の思想と説話の形態−源信の母の往生譚をめぐって− 篠原昭二源信母の話（『今昔物語集』巻十五第三十九）の母子像 高橋貢『今昔物語集』の芋粥−巻廿六第十七話をめぐって− 池上洵一天王寺と往生人たち 久保田淳『三井往生伝』編者考−昇蓮と法然教団のかかわりを中心として− 田嶋一夫『発心集』における老年像 藤本徳明『撰集抄』諸本考−静嘉堂本系統について− 安田孝子他『長谷寺験記』と『流記』 野口博久『宇治拾遺物語』における「殺生説話」−大江定基説話を中心にして− 的場俊文『今物語』の編者とその特質−信実の立場と構成をめぐって− 原田行造『十訓抄』と菅原為長−為長・長明・顕兼の交流にふれて− 志村有弘『古今著聞集』の方法−〈巻第十二、偸盗第十九〉の場合− 小林保治二人の「堀池僧正」 三木紀人『平家物語』に見られる平時忠説話 春田宣『曽我物語』と『宝物集』−『真名本曽我物語』の成立をめぐって− 福田晃『曽我物語』説話と幸若舞曲−幸若舞曲「切兼曽我」を中心に− 塚崎進『物草太郎』の口承的仕組み小考 美濃部重克番外謡曲「蛙」の説話学的考察 徳江元正鳩屋の鈴−ひとつの伝説の滅びかた− 益田勝実西行の俳諧歌と民間伝承 伊藤博之姥棄山の昔話と伝説 大島建彦三熊野の『比丘尼縁起』 庵逧巌絵解き台本『立山手引草』小攷 林雅彦〔三谷／栄一／編（みたに／えいいち）〕〔国東／文麿／編（くにさき／ふみまろ）〕〔久保田／淳／編（くぼた／じゅん）〕
著者プロフィール