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 昭和文学研究 8

昭和文学研究 第84集

昭和文学会(編集)

A5判  336頁 並製
定価 4,200円+税
ISBN 978-4-305-00384-3 C3393
在庫僅少

書店発売日 2022年03月22日
登録日 2022年03月04日

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紹介

昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。年2回刊行。論文・研究動向・研究展望・書評・新刊紹介を収録。

昭和文学研究第84集目次


特集 〈感染〉と文学の百年

巻頭特別インタビュー「弱者のいない災害」のなかで      平田オリザ ( 2 )
「物質」の境域 ─初期中河與一と衛生理念          加藤 夢三 (21)
「擬人法」という感パンデミック染爆発─宮沢賢治「北守将軍と三人兄弟の医者」と「病」をめぐって          中村 晋吾 (36)
宮澤賢治の感染症文学を読み直す ─疫病・戦争・医療の表象を中心に─ 張  永嬌 (51)
病むこと、看ることの意味 ─戦中期における結核をめぐって─   北川扶生子 (66)
安部公房の引揚げ体験と〈感染〉          友田 義行 (80)
現代の神話としての安部公房「プルートーのわな」 ─「沈黙の歌」をどのように聴くのか            山田 夏樹 (94)
一九五〇年代の埴谷雄高における結核と文学          木村 政樹 (107)
〈人新世〉の埴谷雄高 ─『死霊』とポスト〈人間中心主義〉─   藤井 貴志 (120)
実存的不安からの逃走─砂川文次「臆病な都市」論       長瀬  海 (134)

自由論文
古き〈芸術〉へのエレジー ─探偵小説史における江戸川乱歩「パノラマ島奇談」の位置          松田 祥平 (149)
小林秀雄「一ツの脳髄」論 ─移動に見る「私」の他者意識の変化─ 佐々木 梓(164)
太宰治「駈込み訴へ」論 ─ユダの「再帰性」を主軸に─     神村 和美 (179)
太宰治の銃後小説を読む ─「弱さ」と「美しさ」の戦争協力─  宮沢  剛 (194)
自意識が筋になるとき ─中島敦「光と風と夢」論       石井  要 (209)
大江健三郎「人間の羊」論 ─〈法〉の手前の監禁空間      佐久本佳奈 (224)

昭和文学会・韓国日本学会学術交流協定締結記念講演 コリアンディアスポラ文学の歴史的・文学史的意味 ─韓国語訳『火山島』を中心に─        金  煥基 (239)

研究動向
遠藤周作…………………笛木美佳(258) 庄野潤三…………………… 西尾宣明 (262)
桐野夏生……………… 種田和加子(266)少女マンガ……………… 押山美知子 (270)

研究展望
沖縄の「日本復帰」を語る言葉を今あらためて読む       新城 郁夫 (274)
コロナ禍と演劇をめぐる思索          後藤 隆基 (278)
コロナ禍での研究あるいはオランウータン化に逆らって     千葉 一幹 (283)
コロナ禍の徳田秋聲生誕一五〇年          大木 志門 (286)
没後50年の「川端康成」          三浦  卓 (289)
『台湾愛国婦人』復刻の価値           田中 励儀 (292)
「戦後」の政治的忘却に抗うために          天野 知幸 (295)

〈書評〉
増井真琴著『転向者・小川未明』          藤本  恵 (299)
孫軍悦著『現代中国と日本文学の翻訳』          尹  芷汐 (302)
曾根博義著『伊藤整とモダニズムの時代』          飯島  洋 (305)
鈴木優作著『探偵小説と〈狂気〉』          谷口  基 (308)
安藤宏・斎藤理生編『太宰治 単行本にたどる検閲の影』    時野谷ゆり (311)
綾目広治著『小林秀雄 思想史のなかの批評』        井上 明芳 (314)
曺恩美著『張赫宙の日本語文学』          中根 隆行 (317)

〈新刊紹介〉          (320)
真銅正宏著『宮本輝の小説作法 Part 1 ・2 』
野村幸一郎著『二・二六事件の思想課題』
森晴雄著『川端康成と佐藤碧子』
友田義行編『フィルムメーカーズ22 勅使河原宏』
ハルオ・シラネ他編『〈作者〉とは何か 継承・占有・共同性』
長谷川啓編『大田洋子原爆作品集 人間襤褸/夕凪の街と人と』
筒井清忠編『大正史講義【文化編】』
会務委員会だより          (325)
第86集〈特集号〉予告           (330)
『昭和文学研究』バックナンバーの電子化と公開に向けてのお願い  (331)
編集後記          (333)__

目次

昭和文学研究第84集目次


特集 〈感染〉と文学の百年

巻頭特別インタビュー「弱者のいない災害」のなかで      平田オリザ ( 2 )
「物質」の境域 ─初期中河與一と衛生理念          加藤 夢三 (21)
「擬人法」という感パンデミック染爆発─宮沢賢治「北守将軍と三人兄弟の医者」と「病」をめぐって          中村 晋吾 (36)
宮澤賢治の感染症文学を読み直す ─疫病・戦争・医療の表象を中心に─ 張  永嬌 (51)
病むこと、看ることの意味 ─戦中期における結核をめぐって─   北川扶生子 (66)
安部公房の引揚げ体験と〈感染〉          友田 義行 (80)
現代の神話としての安部公房「プルートーのわな」 ─「沈黙の歌」をどのように聴くのか            山田 夏樹 (94)
一九五〇年代の埴谷雄高における結核と文学          木村 政樹 (107)
〈人新世〉の埴谷雄高 ─『死霊』とポスト〈人間中心主義〉─   藤井 貴志 (120)
実存的不安からの逃走─砂川文次「臆病な都市」論       長瀬  海 (134)

自由論文
古き〈芸術〉へのエレジー ─探偵小説史における江戸川乱歩「パノラマ島奇談」の位置          松田 祥平 (149)
小林秀雄「一ツの脳髄」論 ─移動に見る「私」の他者意識の変化─ 佐々木 梓(164)
太宰治「駈込み訴へ」論 ─ユダの「再帰性」を主軸に─     神村 和美 (179)
太宰治の銃後小説を読む ─「弱さ」と「美しさ」の戦争協力─  宮沢  剛 (194)
自意識が筋になるとき ─中島敦「光と風と夢」論       石井  要 (209)
大江健三郎「人間の羊」論 ─〈法〉の手前の監禁空間      佐久本佳奈 (224)

昭和文学会・韓国日本学会学術交流協定締結記念講演 コリアンディアスポラ文学の歴史的・文学史的意味 ─韓国語訳『火山島』を中心に─        金  煥基 (239)

研究動向
遠藤周作…………………笛木美佳(258) 庄野潤三…………………… 西尾宣明 (262)
桐野夏生……………… 種田和加子(266)少女マンガ……………… 押山美知子 (270)

研究展望
沖縄の「日本復帰」を語る言葉を今あらためて読む       新城 郁夫 (274)
コロナ禍と演劇をめぐる思索          後藤 隆基 (278)
コロナ禍での研究あるいはオランウータン化に逆らって     千葉 一幹 (283)
コロナ禍の徳田秋聲生誕一五〇年          大木 志門 (286)
没後50年の「川端康成」          三浦  卓 (289)
『台湾愛国婦人』復刻の価値           田中 励儀 (292)
「戦後」の政治的忘却に抗うために          天野 知幸 (295)

〈書評〉
増井真琴著『転向者・小川未明』          藤本  恵 (299)
孫軍悦著『現代中国と日本文学の翻訳』          尹  芷汐 (302)
曾根博義著『伊藤整とモダニズムの時代』          飯島  洋 (305)
鈴木優作著『探偵小説と〈狂気〉』          谷口  基 (308)
安藤宏・斎藤理生編『太宰治 単行本にたどる検閲の影』    時野谷ゆり (311)
綾目広治著『小林秀雄 思想史のなかの批評』        井上 明芳 (314)
曺恩美著『張赫宙の日本語文学』          中根 隆行 (317)

〈新刊紹介〉          (320)
真銅正宏著『宮本輝の小説作法 Part 1 ・2 』
野村幸一郎著『二・二六事件の思想課題』
森晴雄著『川端康成と佐藤碧子』
友田義行編『フィルムメーカーズ22 勅使河原宏』
ハルオ・シラネ他編『〈作者〉とは何か 継承・占有・共同性』
長谷川啓編『大田洋子原爆作品集 人間襤褸/夕凪の街と人と』
筒井清忠編『大正史講義【文化編】』
会務委員会だより          (325)
第86集〈特集号〉予告           (330)
『昭和文学研究』バックナンバーの電子化と公開に向けてのお願い  (331)
編集後記          (333)__

著者プロフィール

昭和文学会(ショウワブンガクカイ)

上記内容は本書刊行時のものです。

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