日本語・日本文学の研究書を中心に刊行する笠間書院の、本の販売サイトです。送料無料で直接販売いたします。クレジット決済[Paypal]のみ。ぜひご利用下さい。

 JunCture 0

JunCture(ジャンクチャー) 超域的日本文化研究 第7号 特集:国境未満の異文化接触/衝突/浸潤

名古屋大学「アジアの中の日本文化」研究センター(編)

B5判  232頁 並製
定価 1,800円+税
ISBN 978-4-305-00297-6 C0095
在庫あり

奥付の初版発行年月 2016年04月
書店発売日 2016年04月01日
登録日 2016年03月23日

このエントリーをはてなブックマークに追加
 読書メーター  本を引用

紹介

名古屋大学「アジアの中の日本文化」研究センターが刊行する機関誌、『JunCture(ジャンクチャー) 超域的日本文化研究』第7号。[※JunCtureというタイトルには、日本文化を、学際的かつ国際的な研究課題の結節点(juncture)として捉えようという意味合いが込められています。]

学問のグローバル化という現代的な課題に対応するために、何をどう発信していくのか。一国主義的・自国中心的な意識や方法をいかに克服していくか。それらに具体的に取り組んでいく、実践の書です。

特集巻頭メッセージより。
【掲げたテーマ文言の核心は「浸潤」である。接触や衝突についてはこれまでも再々議論が重ねられてきたが、異文化の浸潤が問題とされることは多くない。そして、異文化が相互に浸潤することで元々の姿を保っているかもしれないが内実としては化学変化を起こしてしまっていること、その後、何らかの外的条件によって相互に浸潤して「ひとつ」となったものが、それぞれ元の位置に復帰せざるを得なくなったときに、物理的に引き裂かれてふたつの別の場所へ回帰しようと試みる。そうした歴史的現実のあることは、われわれの身の回りに思いつくところがあるに違いない。
しかし、それはどだい無理な話である。そうした無理を押し通そうとするところに摩擦や軋轢が生じることになる。融合したものは不純だと見なし、混じりけのない純粋なものに高い価値を見出そうとする動きのなかでは、主導権を握ろうとする者たちのあいだに隠ぺいや虚言や伝説が紡ぎだされることとなる。そうした歴史過程に着目しながら、異文化の接触と衝突を見直したいと考えた。】(文責・池内 敏)

目次

●Seoul 20160104
弓倉智子

特集:国境未満の異文化接触/衝突/浸潤

●西郷隆盛伝と「奄美」
高江洲昌哉

●敗戦後における昭和天皇の「日本」意識
河西秀哉

●韓国・欝陵島現地調査報告:「国境」との関わりで
福原裕二

●近世・近代移行期における韓海出漁の展開過程
木部和昭

●樺太における日本人書店史ノート──戦前外地の書物流通(3)
日比嘉高

●細井肇の和訳『海游録』──大正期日本人の朝鮮観分析をめぐる断章
池内敏

●柵の中で──日系人強制収容所の中の書記空間
坪井秀人

研究論文

●「彼」のデカダンとは何か──佐藤春夫「田園の憂鬱」再考
暢雁

●金史良の日本語文学が生成された批評空間──植民地出身作家の交流の場としての『文芸首都』
高橋梓

●国家と戦争と疑惑──太宰治『新ハムレツト』論
金ヨンロン

●立ち上がる団地の母親たち──『彼女と彼』における直子の曖昧な身体
今井瞳良

●作者としての出演女性──ドキュメンタリー映画『極私的エロス・恋歌1974』とウーマン・リブ
中根若恵

●『ねじまき鳥クロニクル』から見る村上春樹の歴史認識──「真実」と「事実」をめぐって
王静

●連想文学の生態──カンブリアンゲームにおける作品創出の構造
寺尾麻里

レヴュー

●発掘された植民地期朝鮮映画『授業料』
朱宇正

●永遠の〈ウエアリスト〉(「山口小夜子未来を着る人」展)
中川智寛

●「20世紀日本美術再見──1940年代」及び「画家たちと戦争:彼らはいかにして生きぬいたのか」を見て
広瀬友則

●〈また、いつか、あえる〉 waltz 2015 映像インスタレーション
秋庭史典

●Seiko Mikami Project v.1「三上晴子と80年代」展
馬定延

●豊田市美術館「ソフィ・カル─最後のとき/最初のとき」
松田愛

●表象の可能性と不可能性「表象されること/されないこと:東アジア人文学への新たなるアプローチ」国際シンポジウム
張政傑

●英文要旨

●JACRCについて
●事業報告(2015年4月−2016年1月)
●著者紹介
●原稿募集+投稿規定
●バックナンバー(『JunCture』01号・02号・03号・04号・05号・06号)

●編集後記

版元から一言

『JunCture 超域的日本文化研究』第7号に関するお詫びと訂正

英文要旨のキーワードおよび著者紹介に、以下の誤りがありました。著者ならびに読者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。

・212頁 
The Concept of History in Murakami Haruki’s The Wind-Up Bird Chronicle: Concerning “Facts” and “Truth”
By Jing Wang
Keywords:
 (誤)Murakami Ryu, Zenkyoto, 1968, Carnivalesque, The societies of control, The couter-culture of the 1960s
 (正)“The Wind-Up Bird Chronicle”, historical revisionism, historical narrativism, facts, truth

The mechanism of collective literature: A study of Cambrian Game 
By Mari Terao
Keywords:
 (誤)Feminist criticism, Essentialism, 2000s, Maternity, Female writers, Body
 (正)association, linked verse,Cambrian Game, montage

・218頁
 (誤)日比嘉高 一橋大学大学院言語社会研究科
 (正)日比嘉高 名古屋大学大学院文学研究科

・219頁
 (誤)秋葉史典
 (正)秋庭史典

著者プロフィール

名古屋大学「アジアの中の日本文化」研究センター(ナゴヤダイガクアジアノナカノニホンブンカケンキュウセンター)

上記内容は本書刊行時のものです。

ご注文はこちらから

1,800円(税抜)

在庫あり

送料無料

PayPalを利用して直接購入

購入手順のご案内
発売前の商品をカートに追加し購入決済することもできますが、発送は発売日後となりますのでご了承ください。