
笠間叢書
平安文学研究生成
A5判 600頁
定価 8,500円+税
ISBN 978-4-305-10364-2 C3393
在庫僅少
奥付の初版発行年月 2005年11月 書店発売日 2005年11月01日 登録日 2010年02月18日
紹介
吉岡曠氏を師と仰ぐ気鋭の研究者26名と永井和子氏、神田龍身氏、各々渾身の書き下ろし論考群と紀宮清子内親王殿下の目が捉えた当時の授業風景や卒論指導の様子等がつぶさに綴られた滋味溢れる随想から成る。
目次
はじめに ・伊東祐子思い出・ 紀宮清子内親王Ⅰ「柱」のある風景—『源氏物語』『枕草子』における柱に寄る人—●永井和子/伊勢物語における助動詞「き」と「けり」 —物語〈語り手〉論の階梯として—●渡辺泰宏/蜻蛉日記論 —兼家の居場所—●益川敦/道綱母の妻としての地位 —正妻争いの不在と同居問題とをめぐって—●木村佳織/『うつほ物語』「楼の上・上」巻末についての考察 -朱雀院と俊蔭女の贈答歌の解釈をめぐって-●松野彩/政治文学としての源氏物語 —中国歴史故事の引用が語るもの—●田中洋子/六条御息所の物怪 —それ、罪深き人は—●根岸弘/風で読む「須磨」巻●市川祐樹/女三宮の変貌 —光源氏の子女教育—●楢原茂子/源氏物語における死 —死ぬということばをめぐって—●高梨理恵子/依代・形代としての「絵」 —手習巻の物の怪叙述を中心に—●藤田真理/『源氏物語』の表現方法 —「ものし給ふ」と「おはす」の用法の違いについて●今泉ひろみ/「浮舟巻」の本文検討—明融本と榊原家本—●山本トシ/成長する定家本『源氏物語』●安宅克己/『源氏物語』青表紙諸本の系統について● 鈴木幹生/更級日記における上京記と作品構成 —「清見が関」と二元視点をめぐって— ●谷晃一/『狭衣物語』に於けるフミの考察 —メディアとしての特性と役割—●松岡千賀子/『藤の衣物語』と鎌倉時代物語をめぐって —「室の八島の煙」と「出家遁世譚」を中心に—●伊東祐子/伊勢物語の享受 —近世版本を中心に—●丸山愉佳子Ⅱ貫之の「詠歌の方法」●宇佐美昭徳/「池の藤なみ」詠私考 —『古今集』第一三五番歌の解釈をめぐって—●依田泰/紀貫之の和歌表現 —素性法師との関わりから—●石井裕啓/紀貫之屏風歌論序章●神田龍身/院政期以前の歌題●三原まきは/本歌取分類論の試み —藤原良経の歌を題材として—●君嶋亜紀/建保二年八月十六日『内裏秋十五首乱歌合』の判詞 —定家の本歌取・古典摂取批評と隠名について—●福留温子/隠岐の御鳥羽院 —遠島百首雑部の検討を通して—●村尾誠一/貞享板本系『金槐和歌集』の構成について●原田正彦あとがきにかえて —吉岡曠先生の学問-・神田龍身
著者プロフィール
伊東 祐子(イトウ ユウコ)
宇佐美 昭徳(アサミ アキノリ)
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