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60歳からの生き方哲学  円熟した大人の作り方

齋藤孝(著/文 他)

四六判  296頁 並製
定価 1,500円+税
ISBN 978-4-305-70931-8 C0095
在庫あり

書店発売日 2020年11月25日
登録日 2020年10月09日

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紹介

還暦を迎えた齋藤孝が、これまで培ってきた「生き方の技」「知恵のエッセンス」全てを凝縮して、円熟した大人の作り方を語る。

2020年10月に60歳の還暦を迎える齋藤孝。
それまでに培ってきた「生き方の技」の数々を、50歳代から60歳代の読者に向けてカスタマイズし、知恵のエッセンスが惜しげもなくギュッと凝縮された「集大成本」。
「生き方の技の集大成」が具現化されたのが「円熟した大人」です。
「円熟した大人」が持っている(持つべき)資質は次の10の要素です。

○過去や現在にこだわらず軽々と変化できる「シフトチェンジ力」
○腰と肚がすわっている自然体と「身体感覚力」
○いつも笑顔で「場」を暖める「上機嫌力」
○雑談の重要性を分かっている「大人のコミュニケーション力」
○「塩梅」「相場」「中庸」を弁えた「添う力」と「ずらす力」
○身体性を生かした「読書力」
○日常感覚と日本の伝統に基づいた「美意識力」
○意志に裏付けられた「孤独力」
○あっけらかんとした「ingの死生観」


目次   『60歳からの生き方哲学 「円熟した大人」の作り方』
                                                   ■はじめに 「円熟した大人」の作り方
二つの「新しい生き方」
生きているだけで丸もうけ
円熟と成熟の違い
死ぬまで学ぶ

■第1章  60代はシフトチェンジする時期 
なぜシフトチェンジが必要か
「コントロールできないもの」を見極める
経済的人間から文化的人間へシフトチェンジ
「ミニ創造者」と「ミニ享受者」
文化の享受は「貢献」を生む
ミニ創造者+ミニ享受者=ミニ創造享受者
「贈り物」社会へシフトチェンジ
「いいパス」を出す大人になる
「競争」から「遊び」へシフトチェンジ
遊びの4つの要素
「他者評価」から「自己評価」へシフトチェンジ
自己評価には、他者が入り込んでいる
「もう一人の自分」を基準軸にする
「頭脳」から「身体」へシフトチェンジ 
レスポンスする身体
円熟した大人は「中庸」へシフトチェンジ 
矛盾を生きる力

■第2章 「身体感覚力」を取り戻す
失われていく身体文化
「腰肚文化」
腰と肚は心身の中心感覚と軸感覚を作る
「自然体」という身体技術
自然体の作り方
天と地を貫く「軸」を作る
「型がなければ、形なし」
型は、現実世界の「座標軸」
型の抵抗が人間の成長を促す
個性は型を通して形成される
「技」は「型」の反復で得られる
「技」とは身体の繊細な動かし方
達人たちの技  
「間、髪を容れず」と「石火の機」
心をどこに置くか
未だ木鶏たりえず
自然体は、他者との「距離感覚」に優れている
場とは
息の文化
息とは生命そのもの
齋藤式呼吸法
人は息でコミュニケーションする
相手の息づかいに寄り添い、寄り添われる
間のいい人、間の悪い人
息は「コツ」
気には「内の気」「外の気」「間の気」がある
「気がきく人」は生き残る人
幸田露伴の「気」
些事徹底
張る気
声は、身体が響き合う音楽
声は人格
素読・音読の大切さ
音読は人生をつなぎ直す

■第3章 上機嫌力
不機嫌なシニアは嫌われる
上機嫌を「技」として身につける
上機嫌は円熟した大人の義務である
アランの『幸福論』
「ピン」を探せ!
上機嫌力は、自然体を作ることから始める
「ふっきり上手」になる
「断言力」でふっきる
「想像力」でふっきる 
「笑い飛ばす力」でふっきる
「エスプリ」と「ユーモア」
「自分を笑い飛ばす」ことは自己客観視
「自画自賛」上手になる
自画自賛は、他者とつながる手段
「自己客観視」上手になる
上機嫌を招く簡単テクニック

■第4章 大人のコミュニケーション術
60歳からの交際術
雑談名人を目指す
コミュニケーションの可否は「場」が決める
「意味」の意味、「感情」の意味
「意味」と「感情」の座標軸 
円熟した大人同士の雑談「Aゾーン」
「文脈」は「流れ」と「つながり」
人は話すだけで、4本の文脈でつながる
もう一つ大切な4番目の文脈
コミュニケーションの「二重性」に気をつける

■第5章 「添う力」
まず「添う」こと
次は「ずらす」
「添いつつ、ずらす」は東洋的な考え方
らせん状に上昇していく会話
至るところで見つかる「添いつつ、ずらす」
「添う」力
聞く力のメリット
聞く身体
相手の身体に同調する
時間差おうむ返し
聞く難しさ
聞く力を邪魔する「自己顕示欲」と「権力欲」
自分を空っぽにする
「いるだけでいいんだ」と伝える

■第6章 「ずらす」力
「ずらす」とは文脈を客観視すること
ずらすことによって、意味と価値が生まれる
「ずらす」はメタ文脈
「言いかえる」という「ずらし」技 
「言いかえ」に「比喩力」を使う
直喩的言いかえの「展開力」
隠喩的言いかえの「飛躍力」
「抽象」から「具体」へずらし、言いかえる
「具体」から「抽象」へずらし、言いかえる
「具体」と「抽象」の往復運動
「感情」を言いかえる
「違和感」を言いかえる
「違和感」の言いかえは身体的に
「質問力」は「ずらす」ための強力な武器 
「答える力」より「質問する力」
いい質問とは「具体的かつ本質的」
「苦労と工夫」と「変化」に注目する
クリエイティブな「問う力」
「なぜ」の質問力
「なぜ」の問いは革命的
イノベーションは「なぜ」から
「曖昧」に耐える力 
円熟した大人のつきあいは「連歌の座」が理想

■第7章 「読書力」 
円熟期の読書
線を引きながら読む
「添いつつ、つながる」読書
「ずらす」読書
読書は想像力を活性化する
読書とは著者と読者の共同作業
読書は「分からない」に耐える力をつける
「分からない」が面白い
「待つ」読書
読書は身体で読む
古典を読む
ゲーテに古典への姿勢を学ぶ
古典を前にしたときの謙虚さ
洞察力を養う
古典力を鍛える
改めて日本語を学ぶ
「言葉とは世界のことである」
日本語力は「語彙力」と「語感力」

■第8章 「美意識力」
美意識とは
日常の中の美
見ているが、見ていない
日本の美意識は「雑種文化」の上に咲いた花
神社は「からっぽ」だから美しい
日本文化はアレンジ文化
「添いつつ、ずらす」文化
日本人の美意識① 「暗示」
寡黙は美徳
日本人の寡黙は言霊のせい?
「幽玄」の世界
「不在」が最高の「暗示」
クライマックスは嫌い
日本人の美意識②「いびつさ」
龍安寺石庭の謎の魅力
日本人の美意識③ 「簡潔」
言葉の簡潔さ
シンプルは「目利き」を鍛える
日本人の美意識④ 「ほろび易さ」

■第9章 美意識の巨匠たち
美的感覚追求者の5人
世阿弥         
 世阿弥の「初心」とは
「花」とは「めずらしさ」「おもしろさ」
「花」の「無常観」と「意外性」
「秘すれば花」の本当の意味
千利休
「わび」と「さび」
「わび」の精神
もののわび・さび
作為を嫌う
「もてなし」という芸術
松尾芭蕉
『おくのほそ道』が生んだ「不易流行」と「かるみ」
「流行」と「不易」は一体
「かるみ」は芭蕉の最終的な人生観
九鬼周造
「いき」の構造
「いき」とは「媚態」「意気地」「諦め」
少し着崩すのが「いき」
坂口安吾
欺瞞的な伝統主義者に鉄拳を
簡素も豪奢も同じ穴のむじな
美は「必要」にあり

■第10章 「孤独力」と「ing」の死生観
青年期の孤独
プライドという虎
孤独の中の読書
一人になる必要性
孤独は人格を作る
シニア期の孤独
退職時のプライド
森鴎外の「諦念」
鴎外の挫折
死への不安からの孤独感
バーチャルな不安
自分の死を見たことのある人はいない
無病息災より一病息災
「ing」の死生観
何かに熱中しているうちに「時」が来る
元気の源は、アウトプットすること
好きなことをやることは、残される人への贈り物
偉人たちの「ing」
良寛 「貞心尼との愛を最後まで貫く」
葛飾北斎 「せめてあと五年の命」
勝海舟  「コレデオシマイ」

あとがき

目次

目次   『60歳からの生き方哲学 「円熟した大人」の作り方』
                                                   ■はじめに 「円熟した大人」の作り方
二つの「新しい生き方」
生きているだけで丸もうけ
円熟と成熟の違い
死ぬまで学ぶ

■第1章  60代はシフトチェンジする時期 
なぜシフトチェンジが必要か
「コントロールできないもの」を見極める
経済的人間から文化的人間へシフトチェンジ
「ミニ創造者」と「ミニ享受者」
文化の享受は「貢献」を生む
ミニ創造者+ミニ享受者=ミニ創造享受者
「贈り物」社会へシフトチェンジ
「いいパス」を出す大人になる
「競争」から「遊び」へシフトチェンジ
遊びの4つの要素
「他者評価」から「自己評価」へシフトチェンジ
自己評価には、他者が入り込んでいる
「もう一人の自分」を基準軸にする
「頭脳」から「身体」へシフトチェンジ 
レスポンスする身体
円熟した大人は「中庸」へシフトチェンジ 
矛盾を生きる力

■第2章 「身体感覚力」を取り戻す
失われていく身体文化
「腰肚文化」
腰と肚は心身の中心感覚と軸感覚を作る
「自然体」という身体技術
自然体の作り方
天と地を貫く「軸」を作る
「型がなければ、形なし」
型は、現実世界の「座標軸」
型の抵抗が人間の成長を促す
個性は型を通して形成される
「技」は「型」の反復で得られる
「技」とは身体の繊細な動かし方
達人たちの技  
「間、髪を容れず」と「石火の機」
心をどこに置くか
未だ木鶏たりえず
自然体は、他者との「距離感覚」に優れている
場とは
息の文化
息とは生命そのもの
齋藤式呼吸法
人は息でコミュニケーションする
相手の息づかいに寄り添い、寄り添われる
間のいい人、間の悪い人
息は「コツ」
気には「内の気」「外の気」「間の気」がある
「気がきく人」は生き残る人
幸田露伴の「気」
些事徹底
張る気
声は、身体が響き合う音楽
声は人格
素読・音読の大切さ
音読は人生をつなぎ直す

■第3章 上機嫌力
不機嫌なシニアは嫌われる
上機嫌を「技」として身につける
上機嫌は円熟した大人の義務である
アランの『幸福論』
「ピン」を探せ!
上機嫌力は、自然体を作ることから始める
「ふっきり上手」になる
「断言力」でふっきる
「想像力」でふっきる 
「笑い飛ばす力」でふっきる
「エスプリ」と「ユーモア」
「自分を笑い飛ばす」ことは自己客観視
「自画自賛」上手になる
自画自賛は、他者とつながる手段
「自己客観視」上手になる
上機嫌を招く簡単テクニック

■第4章 大人のコミュニケーション術
60歳からの交際術
雑談名人を目指す
コミュニケーションの可否は「場」が決める
「意味」の意味、「感情」の意味
「意味」と「感情」の座標軸 
円熟した大人同士の雑談「Aゾーン」
「文脈」は「流れ」と「つながり」
人は話すだけで、4本の文脈でつながる
もう一つ大切な4番目の文脈
コミュニケーションの「二重性」に気をつける

■第5章 「添う力」
まず「添う」こと
次は「ずらす」
「添いつつ、ずらす」は東洋的な考え方
らせん状に上昇していく会話
至るところで見つかる「添いつつ、ずらす」
「添う」力
聞く力のメリット
聞く身体
相手の身体に同調する
時間差おうむ返し
聞く難しさ
聞く力を邪魔する「自己顕示欲」と「権力欲」
自分を空っぽにする
「いるだけでいいんだ」と伝える

■第6章 「ずらす」力
「ずらす」とは文脈を客観視すること
ずらすことによって、意味と価値が生まれる
「ずらす」はメタ文脈
「言いかえる」という「ずらし」技 
「言いかえ」に「比喩力」を使う
直喩的言いかえの「展開力」
隠喩的言いかえの「飛躍力」
「抽象」から「具体」へずらし、言いかえる
「具体」から「抽象」へずらし、言いかえる
「具体」と「抽象」の往復運動
「感情」を言いかえる
「違和感」を言いかえる
「違和感」の言いかえは身体的に
「質問力」は「ずらす」ための強力な武器 
「答える力」より「質問する力」
いい質問とは「具体的かつ本質的」
「苦労と工夫」と「変化」に注目する
クリエイティブな「問う力」
「なぜ」の質問力
「なぜ」の問いは革命的
イノベーションは「なぜ」から
「曖昧」に耐える力 
円熟した大人のつきあいは「連歌の座」が理想

■第7章 「読書力」 
円熟期の読書
線を引きながら読む
「添いつつ、つながる」読書
「ずらす」読書
読書は想像力を活性化する
読書とは著者と読者の共同作業
読書は「分からない」に耐える力をつける
「分からない」が面白い
「待つ」読書
読書は身体で読む
古典を読む
ゲーテに古典への姿勢を学ぶ
古典を前にしたときの謙虚さ
洞察力を養う
古典力を鍛える
改めて日本語を学ぶ
「言葉とは世界のことである」
日本語力は「語彙力」と「語感力」

■第8章 「美意識力」
美意識とは
日常の中の美
見ているが、見ていない
日本の美意識は「雑種文化」の上に咲いた花
神社は「からっぽ」だから美しい
日本文化はアレンジ文化
「添いつつ、ずらす」文化
日本人の美意識① 「暗示」
寡黙は美徳
日本人の寡黙は言霊のせい?
「幽玄」の世界
「不在」が最高の「暗示」
クライマックスは嫌い
日本人の美意識②「いびつさ」
龍安寺石庭の謎の魅力
日本人の美意識③ 「簡潔」
言葉の簡潔さ
シンプルは「目利き」を鍛える
日本人の美意識④ 「ほろび易さ」

■第9章 美意識の巨匠たち
美的感覚追求者の5人
世阿弥         
 世阿弥の「初心」とは
「花」とは「めずらしさ」「おもしろさ」
「花」の「無常観」と「意外性」
「秘すれば花」の本当の意味
千利休
「わび」と「さび」
「わび」の精神
もののわび・さび
作為を嫌う
「もてなし」という芸術
松尾芭蕉
『おくのほそ道』が生んだ「不易流行」と「かるみ」
「流行」と「不易」は一体
「かるみ」は芭蕉の最終的な人生観
九鬼周造
「いき」の構造
「いき」とは「媚態」「意気地」「諦め」
少し着崩すのが「いき」
坂口安吾
欺瞞的な伝統主義者に鉄拳を
簡素も豪奢も同じ穴のむじな
美は「必要」にあり

■第10章 「孤独力」と「ing」の死生観
青年期の孤独
プライドという虎
孤独の中の読書
一人になる必要性
孤独は人格を作る
シニア期の孤独
退職時のプライド
森鴎外の「諦念」
鴎外の挫折
死への不安からの孤独感
バーチャルな不安
自分の死を見たことのある人はいない
無病息災より一病息災
「ing」の死生観
何かに熱中しているうちに「時」が来る
元気の源は、アウトプットすること
好きなことをやることは、残される人への贈り物
偉人たちの「ing」
良寛 「貞心尼との愛を最後まで貫く」
葛飾北斎 「せめてあと五年の命」
勝海舟  「コレデオシマイ」

あとがき

著者プロフィール

齋藤孝(サイトウタカシ)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著作は『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生』(NHKブックス)、『座右のニーチェ 突破力が身につく本』『座右のゲーテ 壁に突き当たったときに開く本』(以上、光文社新書)、『読書力』『古典力』『コミュニケーション力』(以上、岩波新書)、『上機嫌の作法』(角川oneテーマ21)、『雑談力が上がる話し方 30秒でうちとける会話のルール』(ダイヤモンド社)、『50歳からの孤独入門』(朝日新書)、『読書する人だけがたどり着ける場所』(SB新書)など多数。NHKのEテレ「にほんごであそぼう」総合指導。

上記内容は本書刊行時のものです。

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