白石 良夫(編著) / 中尾 友香梨(編著) / 大久保 順子(校訂) / 亀井 森(校訂) / 土屋 育子(校訂) / 沼尻 利通(校訂) / 日高 愛子(校訂) / 三ツ松 誠(校訂) / 村上 義明(校訂) / 二宮 愛理(校訂) / 脇山 真衣(校訂) / 片桐 美優(校訂)
A5判 410頁 上製
定価 11,000円+税
ISBN 978-4-305-70895-3 C3093
在庫あり
奥付の初版発行年月 2018年03月 書店発売日 2018年03月22日 登録日 2018年03月02日
江戸時代の歌詠みたちが読んだ
源氏物語の梗概本を初翻刻!
原文を圧縮しながら和歌をすべて残す
『十帖源氏』は近世歌人の参考書と考えられ、
源氏受容の一端を伝えている。
著者立圃(りゅうほ)(一五九五~一六六九)自筆の書入れを含め
近世初期の源氏音読の痕跡を残す本文から
近世擬古文のテキストが立ち現れる。
源氏物語研究のみならず、和歌・俳諧・
仮名草子・国語学研究にも重要な資料。
挿絵132点掲載!
まえがき─白石良夫
凡例
十帖源氏[書入・版本]
解説─異版と著者書入本 白石良夫
あとがき─著者書入本の周辺 中尾友香梨
校訂者及び担当巻一覧
九州の一支藩にすぎなかった小城の藩主家蔵書のなかに、江戸前期に活躍した京都の俳諧師、野々口立圃の自筆書入本『十帖源氏』が含まれていることの意義は大きい。立圃は松永貞徳の門下である。したがって、その源氏理解には貞徳の影響が見られるはずであり、この点に関してはすでに先行研究もある。ただ、先行研究はいずれも『十帖源氏』の本文または挿絵を通して、立圃の源氏理解及びそこに投影された貞徳の源氏解釈を説明しようとするものであった。これまでは、それしか方法がなかったからである。一方、ここに翻刻する小城鍋島文庫蔵『十帖源氏』は、立圃が自ら註釈を書き入れたものであり、立圃の源氏理解を直接窺うことのできる、注目すべき資料である。...「あとがき─著者書入本の周辺」(中尾友香梨)より
在庫あり
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