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書評あり

 日本名詩選 3

日本名詩選3[昭和戦後篇]

西原 大輔(編著)

四六判  274頁 並製
定価 1,600円+税
ISBN 978-4-305-70750-5 C0092
在庫あり

奥付の初版発行年月 2015年06月
書店発売日 2015年06月15日
登録日 2015年05月21日

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書評情報

2015-08-09 東京新聞/中日新聞 
2015-08-02 朝日新聞 
2015-06-21 読売新聞 
2015-06-21 毎日新聞 

紹介

近現代詩入門としての詩歌集〈アンソロジー〉、登場!

人生の傍に詩という良き伴侶を。
時代順にならべ鑑賞と注釈を添えた近現代詩入門。

敗戦から昭和の終わりまでの40年、近代詩と区別し現代詩と呼ばれる本書所収の詩は、今を生きる我々にも繋がる生々しさが溢れている。詩の背後に隠れているものを、深い読みにより浮かび上がらせる。

栗原貞子/三好達治/永瀬清子/堀口大学/伊東静雄/丸山薫/壺井繁治/金子光晴/三好豊一郎/高見順/原民喜/谷川俊太郎/飯島耕一/黒田三郎/村野四郎/中村稔/吉岡実/鮎川信夫/会田綱雄/高野喜久雄/吉野弘/茨木のり子/石垣りん/新美南吉/高田敏子/関根弘/石原吉郎/吉本隆明/山之口貘/三木卓/新川和江/菅原克己/吉増剛造/大木実/荒川洋治/井坂洋子/中桐雅夫/崔華國/入沢康夫//全72篇収録!

【本書の特徴】
●鑑賞・注釈を添え、近現代詩の入門に最適です。
●時代順に並べ歴史を掴める構成。
●定説に加え、最新の研究成果も盛り込んだ解釈。

【今日、現代詩に関心をもつ人は、決して多くはありません。また、ほとんどの高名な詩人たちがすでに鬼籍にある現在の状況は、必ずしも詩にとって幸せなものとは言えないでしょう。詩歌に冷たい風の吹きすさぶこの時代にあって、私は近代日本に生きた詩人たちが紡ぎだした魂の声に耳を傾け、その精華を本書に集大成することで、愛する日本の詩に、一つの塔を打ち立てたいと心から願うものです。この三冊を通して、詩を愛する人が一人でも増えることを、私は切望してやみません。】......『日本名詩選』1巻「はじめに」より

目次

栗原貞子  生ましめん哉『黒い卵』
三好達治  祖母『測量船(南北書園版)』
永瀬清子  だまして下さい言葉やさしく『大いなる樹木』
堀口大学  母の声『人間の歌』
伊東静雄  夏の終り『反響』
永瀬清子  美しい国『美しい国』
丸山薫   北の春『仙境』
壺井繁治  熊『壺井繁治詩集』
金子光晴  富士『蛾』
三好豊一郎 囚人『囚人』
高見順   天『樹木派』
原民喜   碑銘『原民喜詩集』
谷川俊太郎 かなしみ『二十億光年の孤独』
      二十億光年の孤独『二十億光年の孤独』
飯島耕一  他人の空『他人の空』
黒田三郎  僕はまるでちがつて『ひとりの女に』
      賭け『ひとりの女に』
      そこにひとつの席が『ひとりの女に』
村野四郎  さんたんたる鮟鱇『抽象の城』
中村稔   凧『樹』
吉岡実   静物『静物』
鮎川信夫  死んだ男『鮎川信夫詩集』
会田綱雄  伝説『鹹湖』
高野喜久雄 独楽『独楽』
吉野弘   奈々子に『消息』
      初めての児に『消息』
      I was born『消息』
茨木のり子 六月『見えない配達夫』
      わたしが一番きれいだったとき『見えない配達夫』
吉野弘   夕焼け『幻・方法』
村野四郎  鹿『亡羊記』
石垣りん  私の前にある鍋とお釜と燃える火と
      『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』
黒田三郎  夕方の三十分『小さなユリと』
新美南吉  貝殻『新美南吉代表作集』
高田敏子  橋『月曜日の詩集』
関根弘   この部屋を出てゆく『約束したひと』
石原吉郎  位置『サンチョ・パンサの帰郷』
黒田三郎  紙風船『もつと高く』
高見順   青春の健在『死の淵より』
吉本隆明  佃渡しで『模写と鏡』
山之口貘  処女詩集『鮪に鰯』
三木卓   系図『東京午前三時』
高田敏子  布良海岸『藤』
谷川俊太郎 朝のリレー『谷川俊太郎詩集』
新川和江  わたしを束ねないで『比喩でなく』
      ふゆのさくら『比喩でなく』
石垣りん  シジミ『表札など』
      表札『表札など』
      くらし『表札など』
      幻の花『表札など』
      崖『表札など』
菅原克己  マクシム『遠くと近くで』
吉増剛造  燃える『黄金詩篇』
大木実   前へ『冬の仕度』
谷川俊太郎 生きる『うつむく青年』
      かっぱ『ことばあそびうた』
      いるか『ことばあそびうた』
吉野弘   虹の足『虹の足』
新川和江  歌『土へのオード13』
荒川洋治  見附のみどりに『水駅』
谷川俊太郎 芝生『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』
高田敏子  小さな靴『むらさきの花』
吉野弘   生命は『北入曽』
茨木のり子 自分の感受性くらい『自分の感受性くらい』
吉野弘   祝婚歌『風が吹くと』
石垣りん  空をかついで『略歴』
井坂洋子  朝礼『朝礼』
中桐雅夫  会社の人事『会社の人事』
崔華國   洛東江『驢馬の鼻唄』
入沢康夫  未確認飛行物体『春の散歩』
石垣りん  洗剤のある風景『やさしい言葉』
永瀬清子  あけがたにくる人よ『あけがたにくる人よ』

著者プロフィール

西原 大輔(ニシハラ ダイスケ)
1967年(昭和42年)、東京に生まれる。
1989年(平成元年)、筑波大学比較文化学類卒業。
1996年(平成8年)、東京大学大学院総合文化研究科満期退学。
シンガポール国立大学、駿河台大学を経て、現在、広島大学大学院教授。学術博士。
著書に『谷崎潤一郎とオリエンタリズム』(中央公論新社、2003年)、『橋本関雪』(ミネルヴァ書房、2007年)、詩集『赤れんが』(七月堂、1997年)、『蚕豆(さんとう)集』(七月堂、2006年)、『美しい川』(七月堂、2009年)、『七五小曲集』(七月堂、2011年)、『掌(てのひら)の詩集』(七月堂、2014年)。

上記内容は本書刊行時のものです。

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