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翁と媼の源氏物語

小林 とし子(著)

A5判  238頁 上製
定価 1,700円+税
ISBN 978-4-305-70574-7 C0093
在庫あり

奥付の初版発行年月 2011年12月
書店発売日 2011年12月16日
登録日 2011年11月08日

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解説

神の姿が投影された翁と媼の役割とは。神の世界から人の世界へと流れ込む信仰・思想から源氏物語に隠された系譜と構造を鮮やかに描く。明石君の母尼君や小野の大尼君はなぜ老醜をさらす老婆でなければならなかったか。

紹介

神の姿が投影された翁と媼の役割とは。神の世界から人の世界へと流れ込む信仰・思想から源氏物語に隠された系譜と構造を鮮やかに描く。明石君の母尼君や小野の大尼君はなぜ老醜をさらす老婆でなければならなかったか。

鬼となる媼、消える翁が、物語を導く。

神の姿が投影された、翁と媼の役割とは—。
神の世界から人の世界へと流れ込む信仰・思想から、源氏物語に隠された〈系譜〉と〈構造〉を鮮やかに描き出した書。
明石君の母尼君や小野の大尼君は、なぜ惚けて老醜をさらす老婆として造形されなければならなかったのか。そこに織り込まれた様々なイメージをさぐることから、本書はスタートする。

目次

第一部 翁と媼の源氏物語

1 媼の鬼◇隠された女系の世界
はじめに—媼のイメージ/『源氏物語』—老醜の媼/早逝の祖母たち/尼君—若菜上巻/小野の大尼君—手習巻/〈媼の鬼〉との関わり/立山の布橋大潅頂と白山信仰/小野の世界/終わりに—媼の復権

2 翁の思想◇流れこむ伝承・伝説
明石入道の夢—消える父/藤原山蔭と明石一族の物語/翁の思想/山蔭中納言伝説と明石の物語/住吉信仰と明石入道/明石入道をめぐる海の神話/終わりに

3 〈山の神〉を生きる◇明石君
母としての明石君/初音巻—松の根/胞衣をめぐる考察/セクシュアルな女/聖なる女/〈水の女〉から〈山の女〉への転換/大井の山荘—母尼君のふるさと/二条東院の世界

4 六条院◇隠蔽された正妻
六条院—婿取り婚のない世界/紫の上の悩み/紫の上—消えた邸宅/紫の上—消えた裳儀式/紫の上の生/明石君の結婚/光源氏と明石君の関係/物語の終わりに—女系・最後の光芒

第二部  神ならぬ人の物語

1 反復する物語
物語の始源の型/反復する物語/消えてゆくタブー

2 柏木の物語◇神ならぬ人のドラマとして
新しい主人公像/原型/タブーへの挑戦/柏木の密通/垣間見—二重写しの仕組み/柏木の言説/密通に至るまでの柏木の言葉/密通のシーン/崩壊する光源氏の世界/試楽の夜—光源氏と柏木の対面/柏木の死

3 薫と大君の物語◇タブーのない世界で
始めに—タブーのない恋/〈不可能の恋〉の成立—〈死〉の世界
Ⅰ 薫の求めた世界
Ⅱ 大君、モノローグの世界で
Ⅲ 薫の物語—大君の死の世界から

あとがき

著者プロフィール

小林 とし子(コバヤ シトシコ)
1954年(昭和29年)、大阪生まれ。
学習院大学大学院人文科学研究科国文学専攻博士後期課程満期退学。現在、作新学院大学等で非常勤講師。日本文学協会会員。
著書・論文に、歌集『漂白姫』(2000年 砂子屋書房)、『扉を開く女たち—ジェンダーからみた短歌史』(共著 2001年 砂子屋書房)、「性を売る女の出現—平安・鎌倉時代の遊女」(『買売春と日本文学』所収 2002年 東京堂出版)、『さすらい姫考—日本古典からたどる女の漂泊』(2006年 笠間書院)〈2006年度女性文化賞受賞〉、『女神の末裔—日本古典文学から辿る〈さすらい〉の生』(2009年 笠間書院)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。

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