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『源氏物語』の源泉と継承

川島 絹江(著)

A5判  560頁 上製
定価 14,000円+税
ISBN 978-4-305-70466-5 C1093
在庫僅少

奥付の初版発行年月 2009年03月
書店発売日 2009年04月07日
登録日 2010年02月18日

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紹介

実在人物や当時の気象、内裏建築、梅花や琴という斬新な切り口から『源氏物語』の源泉を解析。琴の意味ほか、深く新しい読みを提唱。

『源氏物語』の源泉として、実在人物や当時の気象、内裏建築、
梅花や琴(きん)という斬新な切り口で挑み、深く新しい読みを提唱。
論を成すために徹底的に追求する姿勢が『承安五節絵』研究に、
琴(きん)の実体験に基づいた音楽論に結実した。

『源氏物語』を女性の生き方を探究した書と位置づけ、
鎌倉時代初めの『無名草子』がいかにそれを継承したかを併せて論じ、
『源氏物語』の成立以前、当時、以後と、長いスパンで、
物語の本質と方法を明らかにしていく。

目次

緒言

第一章 『源氏物語』の源泉と人物造型
 第一節 藤壺の和歌 『伊勢物語』の受容の方法
 第二節 紫の上の和歌 『源氏物語』における和歌の機能
 第三節 朧月夜 歌詞改変のトリック
 第四節 源典侍の人物造型
 第五節 玉鬘

第二章 『源氏物語』における梅花の役割
 第一節 末摘花と梅花 末摘花邸の梅は白梅か紅梅か
 第二節 二条院と六条院の梅花 紫の上と女三宮の対比
 第三節 『源氏物語』続編の梅花と香 正編と続編を繋ぐもの

第三章 『源氏物語』の音楽
 第一節 和琴 よく鳴る和琴・よく鳴る琴
 第二節 琴(きん)の意味するもの
  1 五節の舞姫の起源と琴(きん)
  2 光源氏の弾琴の意味
  3 女三宮に伝授した「胡笳の調べ」

第四章 物語世界と殿舎 絵画資料としての『承安五節絵』
 第一節 弘徽殿の細殿 光源氏と朧月夜の出会いの場
 第二節 『承安五節絵』の流伝
 第三節 『承安五節絵』詞書 本文と校異
 第四節 冷泉為恭の『年中行事絵巻』と『承安五節絵』

第五章 『源氏物語』から『無名草子』へ 物語世界の継承
 第一節 『無名草子』の諸本についての覚書
 第二節 いとぐちの部分の虚構の方法
 第三節 老尼について
 第四節 老尼はなぜ最勝光院に立ち寄ったか
 第五節 女性論 説話の摂取と受容を中心に
 第六節 『無名草子』における「捨てがたし」について 『源氏物語』からの継承

結語

初出一覧
索引(書名・人名・事項)

著者プロフィール

川島 絹江(カワシマ キヌエ)

上記内容は本書刊行時のものです。

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