国語史学基礎論 2006簡装版
小松 英雄(著)
A5判 500頁
定価 5,800円+税
ISBN 978-4-305-70338-5 C0095
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2006年11月 書店発売日 2006年11月01日 登録日 2010年02月18日
紹介
考えかたについて考えた、
小松英雄の創造的方法の原点
『古事記』注記の本質解明を課題とした、学習院大学における講義の記録。
問題の設定から帰結に到達するまでの試行錯誤の過程を
そのままに記録し、文献学的アプローチによる
日本語史研究の方法を実践的に提示する。名著の最新版。
日本語史研究の方法がどのようにあるべきかを
根本から考えなおしてみるためにぜひ読んでほしい一冊。
読み継がれて、4回目の増刷。新たに「簡装版序」と亀井孝の追悼文とを収録。
目次
簡装版 序
増訂版 序
初版 序
凡例
導言
序論 国語史研究とその方法(一)
本論 方法とその実践 -『古事記』の声注を資料として
第Ⅰ部 予備的研究
第1章 声注についての考察
第2章 神名の用字原理についての考察
第3章 訓注の機能についての考察
第4章 声注の機能についての考察
間 章 予備的研究から国語史学的研究へ
第Ⅱ部 国語史学的研究
第5章 奈良時代の日本語の語調体系についての研究
終論 国語史研究とその方法(二)
初版「補論」抜粋
書評 亀井孝著『日本語学のために』
李莽古先生追慕記
いわゆる《国語史》の時代区分
基礎論 その後
参考資料 古言の声の上り下りの事
参考資料 真福寺本『古事記』 参考文献目録 人名索引
著者プロフィール