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書評あり

 久保田淳座談集 3

久保田淳座談集 暁の明星 歌の流れ、歌のひろがり

久保田 淳(編著) / 藤平 春男(著) / 佐藤 謙三(著) / 丸谷 才一(著) / 岡野 弘彦(著) / 佐佐木 幸綱(著) / 川村 晃生(著) / 兼築 信行(著) / 河添 房江(著) / 岩佐 美代子(著) / 浅田 徹(著) / 佐々木 孝浩(著) / 西本 晃二(著) / 戸倉 英美(著) / 鈴木 一雄(著) / 宮本 明浩(著)

四六判  304頁 上製
定価 2,200円+税
ISBN 978-4-305-60030-1 C0395
在庫あり

奥付の初版発行年月 2012年02月
書店発売日 2012年02月27日
登録日 2012年01月25日

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書評情報

2012-05-13 読売新聞 
2012-05-13 東京新聞/中日新聞 

解説

古典和歌はどう読めばいいのか。語り合いのなかから見えてくる。日本文学研究の泰斗久保田淳のいままで行ってきた数々の座談・対談を集成。日本文学史の根幹をなす、和歌の世界をもっと知りたくなり愛したくなる。

紹介

日本文学研究の泰斗久保田淳が行ってきた数々の座談・対談を集成。日本文学史の根幹をなす、古典和歌の世界をもっと知りたくなる本。

古典和歌はどう読めばいいのか。
語り合いのなかから見えてくる。
日本文学研究の泰斗 久保田淳の、いままで行ってきた数々の座談・対談を集成。
日本文学史の根幹をなす、和歌の世界を、もっと知りたくなり、愛したくなる。そんな本です。

本書には、藤平春男・佐藤謙三・丸谷才一・岡野弘彦・佐佐木幸綱・川村晃生・兼築信行・河添房江・岩佐美代子・浅田徹・佐々木孝浩・西本晃二・戸倉英美・鈴木一雄らとの対談・座談を収録。

目次

『新古今和歌集』—時代と文学◆藤平春男・佐藤謙三・丸谷才一・岡野弘彦
『新古今』と現代/戦後の新古今受容/鬼面人を驚かす定家/連歌師の解釈/文芸サロンと言葉/後鳥羽と定家/『新古今』から『玉葉』『風雅』へ/芭蕉・蕪村・晶子など/現代における『新古今』の復活

気分は『新古今』◆佐佐木幸綱
酒食の歌のありなしについて/古歌を覚えること/オノマトペ、声調/不協和音の歌人、慈円/佐佐木家三代と中世和歌/『新古今』の「気分」/過ぎゆく時の流れへのこだわり/題詠今昔/技巧について

八代集の伝統と創意◆川村晃生・兼築信行・河添房江
はじめに—八代集の見直し/日本文学の言葉が立ったということ/古今集歌人の自覚とは/物と言葉の関係—譬喩/物名歌・誹諧歌と勅撰集の歴史/「晴」と「褻」—勅撰集と私家集/物語の中の歌とは何か—和歌の対人性/八代集における詩型の問題—長歌・百首歌など/『古今集』の四季部立/勅撰集的和歌の確立—公任の役割/秀歌とは何か—歌人の美意識/八代集における歌枕の意識/勅撰集における四季/八代集における「序」の問題/和歌と漢詩/清輔の歌学と『万葉集』/八代集をめぐる諸問題

十三代集を読もう◆岩佐美代子・浅田徹・佐々木孝浩
十三代集体験—若人方/十三代集体験—老人方/十三代集異同表/なぜ「八代集」か/単独撰者の集での歌の配列/詞書と作者名、そして歌/政治と和歌/京極派・持明院統の撰集と二条派・大覚寺統の撰集/南北朝時代の撰集/歌の巧拙/注釈と読み方について/中世和歌研究、今後の抱負

日記・東と西◆西本晃二・戸倉英美
備忘録—視覚型の日本人/ピープス氏の日記、定家の日記/戦乱の記録/回想録『浮生六記』/日記体小説、日記文学、書簡体/仮名と漢字、女性と男性/紀行と詩、歌日記/おすすめの日記

文学史と文学研究史◆鈴木一雄
永遠の課題「文学史は可能であるか」/『狭衣物語』の作者をめぐって—文学史研究を通じて/ジャンルの垣を越えよ/近頃話題の「文学史」/詳述文学史への提言/中世における王朝物語の受容/女房文学の失速—王朝文学の終焉/魅力ある時期はいつか/新しい研究領域を/いま要望される研究は

日本人の美意識—和歌を通して〈インタビュー〉

対談・座談おぼえがき
あとがき

著者プロフィール

久保田 淳(クボタ ジュン)
昭和8年(1933)年東京の生まれ。昭和31年、東京大学文学部国語国文学科卒業。同36年同大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程博士課程修了。文学博士。東京大学助手、白百合女子大学助教授、東京大学助教授、同教授、白百合女子大学教授を経て、現在東京大学名誉教授。著書に『新古今歌人の研究』(昭48 東京大学出版会)、『日本人の美意識』(昭和53 講談社)、『日本古典文学大辞典』全6巻共編(昭和58〜60 岩波書店)、『花のもの言う』(昭59 新潮社)、『古典歳時記 柳は緑花は紅』(昭63 小学館)、『中世和歌史の研究』(平5 明治書院)、『吉田兼右筆十三代集 玉葉和歌集』編著(平7 笠間書院)、『岩波講座日本文学史』全17巻共編(平7〜9 岩波書店)、『隅田川の文学』(平8 岩波書店)、『和歌文学大系』監修(平9〜 明治書院)、『新版日本文学大年表』共編(平14 おうふう)、『ことば、ことば、ことば』(平18 翰林書房)、『久保田淳著作選集』全3巻(平16 岩波書店)、『野あるき花ものがたり』(平16 小学館)、『岩波 日本古典文学辞典』(平19 岩波書店)、『歌の花、花の歌』(平19 明治書院)、『旅の歌、歌の旅—歌枕おぼえ書』(平20 おうふう)、『徒然草 物語の舞台を歩く』(平21 山川出版社)、『新古今和歌集全注釈』全6巻(平23〜 角川学芸出版)など多数。
藤平 春男(フジヒラ ハルオ)
大正12年、東京府(東京都)生まれ。昭和19年早稲田大学文学部卒。国文学者、とくに新古今和歌集が専門。早稲田大学名誉教授。著書に、『新古今歌風の形成』(昭44 明治書院)、『新古今とその前後』(昭58 笠間書院)、『歌論の研究』(昭63 ぺりかん社)、『藤平春男著作集』全5巻(平 9〜平15 笠間書院)など。平成7年逝去。
佐藤 謙三(サトウ ケンゾウ)
明治43年生まれ、神奈川県出身。昭和8年國學院大學国文科卒。国文学者。國學院大學元学長。角川書店で複数の「古語辞典」編纂にあたる。著書に、『平安時代文学の研究』(昭35 角川書店)、『王朝文学前後』(昭44 角川書店)、『佐藤謙三著作集』全5巻(平17 角川学芸出版)、『読み下し日本三代実録』上下巻〈復刻〉(共著 平21 戎光祥出版)など。昭和50年逝去。
丸谷 才一(マルヤ サイイチ)
大正14年8月27日、山形県生まれ。昭和25年東京大学文学部英文学科卒。作家。日本芸術院会員。大学卒業後、昭和40年まで國學院大學に勤務。小説・評論・随筆・翻訳・対談と幅広く活躍。43年芥川賞を、47年谷崎賞を、49年谷崎賞・読売文学賞を、60年野間文芸賞を、63年川端賞を、平成3年インデペンデント外国文学賞を受賞するなど受賞多数。平成23年、文化勲章受章。著書に『笹まくら』(昭41 河出書房)『丸谷才一批評集』全6巻(平7〜8 文藝春秋)『耀く日の宮』(平15 講談社)『持ち重りする薔薇の花』(平24 新潮社)など。
岡野 弘彦(オカノ ヒロヒコ)
大正13年、三重県生まれ。歌人・日本芸術院会員・國學院大學名誉教授。神宮皇學館普通科を経て、國學院大學国文科を卒業。折口信夫の家にあって教えを受ける。歌集『天の鶴群』(不識書院)で読売文学賞受賞。著書に、『折口信夫伝 その思想と学問』(中央公論新社)、『万葉秀歌探訪』(日本放送出版協会)、『神がみの座』(淡交社)など。
佐佐木 幸綱(ササキ ユキツナ)
昭和13年、東京都生まれ。歌人・国文学者。早稲田大学名誉教授。「心の花」主宰。雑誌「文芸」編集長をつとめたのち、早稲田大学政経学部で長く教鞭をとる。歌集に『百年の船』(平17 角川書店)、『ムーンウォーク』(平23 ながらみ書房)、評論集に『柿本人麻呂ノート』(昭57 青土社)など多数。
川村 晃生(カワムラ テルオ)
昭和21年、山梨県生まれ。慶應義塾大学文学部教授。「みどり・山梨」「全国自然保護連合」代表。古典文学の研究から、自然環境や環境問題に関心が移り、現在人文学の立場から環境問題を考える環境人文学を構想中。編著書に『摂関期和歌史の研究』(平3 三弥井書店)、『後拾遺和歌集』(平3 和泉書院)、『日本文学から「自然」を読む』(平16 勉誠出版)など。
兼築 信行(カネチク ノブユキ)
昭和31年、島根県生まれ。昭和60年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期中退。早稲田大学文学学術院教授。専門は日本古典文学(和歌)。和歌文学会常任委員。中世文学会委員。共編著に『和歌を歴史から読む』(平14 笠間書院)、編著に『中世百首歌集』(平14 トランスアート)、『変体仮名速習帳』(平15 トランスアート)、『一週間で読めるくずし字』(平18 淡交社)など。
河添 房江(カワゾエ フサエ)
昭和28年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。東京学芸大学教授、東京大学大学院客員教授、一橋大学大学院連携教授。著書に、『源氏物語表現史』(平10 翰林書房)、『性と文化の源氏物語』(平10 筑摩書房)、『源氏物語時空論』(平17 東京大学出版会)、『源氏物語と東アジア世界』(平19 NHKブックス)など。
岩佐 美代子(イワサ ミヨコ)
大正15年、東京都生まれ。4歳より13年間、昭和天皇第一皇女照宮成子内親王のお相手を勤める。昭和20年3月、女子学習院高等科卒業、結婚後、独学で京極派和歌・中世女流日記を研究。鶴見大学名誉教授、文学博士。『光厳院御集全釈』(平12 風間書房)で読売文学賞受賞。著書に、『藤原為家勅撰集 詠歌一躰 新注』(平22 青閒舎)、『岩佐美代子の眼 古典はこんなにおもしろい』(平22 笠間書院)など。
浅田 徹(アサダ トオル)
昭和37年生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程退学。お茶の水女子大学教授。日本中世文学、特に和歌・連歌を専門とする。著書に、『百首歌 祈りと象徴』(平11 臨川書店)、『古今集 新古今集の方法』(共編 平16 笠間書院)、『シリーズ 和歌をひらく』全5巻(共編 平17〜平18 岩波書店)など。
佐々木 孝浩(ササキ タカヒロ)
昭和37年生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授。写本を中心とする日本古典籍の形態と内容の相関関係に関する研究などの日本古典書誌学および、柿本人麿信仰と人麿画像及び歌仙絵の研究を専門とする。著書に『古筆への誘い』(共著 平17 三弥井書店)、『大島本源氏物語の再検討』(共著 平21 和泉書院)など。
西本 晃二(ニシモト コウジ)
昭和8年、奈良生まれ。昭和31年東京大学文学部(仏文)卒業、38年カナダ・ラヴァル大学でPh.D。40〜42年パリ大学博士課程。東京大学教授(イタリア文学)、同文学部長、東京大学名誉教授。著書に、『イタリア文学史』(共著、昭60 東京大学出版会)。訳書に、バルザック『姉妹ベット』(『新集世界の文学6』昭43 中央公論社)、『ヴィーコ自叙伝』(平3 みすず書房)など。
戸倉 英美(トクラ ヒデミ)
昭和24年生まれ。神奈川県出身。昭和48年東京大学文学部卒業、56年同大学院博士課程退学。東京大学大学院教授。専攻は中国文学。著書に、『詩人たちの時空 漢賦から唐詩へ』(昭63 平凡社)、『中国思想文化事典』(共著 平13 東京大学出版会)、訳書に、『中国幻想小説傑作集』(共訳 平2 白水社)など。
鈴木 一雄(スズキ カズオ)
大正11年、東京都生まれ。昭和21年東京文理科大学卒。国文学者。とくに平安時代物語文学・日記文学が専門。元十文字学園女子大学長。NHKラジオ「古典講読」で、「源氏物語」「和泉式部日記」などを担当。著書に、『全講和泉式部日記』(昭40 至文堂)、『堤中納言物語序説』(昭55 桜楓社)、『新編日本古典文学全集 夜の寝覚』(平8 小学館)、『新潮日本古典集成 狭衣物語』上下(昭60、61 新潮社)など。平成14年逝去。
宮本 明浩(ミヤモト アキヒロ)
『ロゴスドン』(ヌース出版)編集長。『ロゴスドン』は、哲学が諸学問の総称であることを前提に、過去・現在の様々な哲学を参考にしながら混迷の時代を賢明に生き抜くための雑誌。平成6年3月創刊(隔月刊〜季刊)。平成21年6月(第78号)で休刊、同年9月1日よりヌース出版のホームページ上でウェブ雑誌として再スター トしている。

上記内容は本書刊行時のものです。

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