笠間叢書
女流日記への視界
小谷野 純一(著)
A5判 232頁
定価 6,500円+税
ISBN 978-4-305-10242-3 C3095
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1991年06月 書店発売日 1991年06月01日 登録日 2010年02月18日
解説
女流日記のうち、特に「更級日記」と「讃岐典侍日記」を中心にとりあげ、日記に書かれた元々の体験的事実が、日記作者の回想行為を通じて一つの画像へと定立して行く過程、またその対応を解析、検証する。
紹介
女流日記のうち、特に「更級日記」と「讃岐典侍日記」を中心にとりあげ、日記に書かれた元々の体験的事実が、日記作者の回想行為を通じて一つの画像へと定立して行く過程、またその対応を解析、検証する。
女流日記のうち、特に「更級日記」と「讃岐典侍日記」を中心にとりあげ、日記に書かれた元々の体験的事実が、日記作者の回想行為を通じて一つの画像へと定立して行く過程、またその対応を解析、検証していく。
目次
Ⅰ 更級日記上洛後の記の表現構造Ⅱ 更級日記東山滞在記における構図化Ⅲ 更級日記出仕記事の内実Ⅳ 更級日記の叙述解析Ⅴ 讃岐典侍日記の女流日記における位置? 讃岐典侍日記堀河帝の病床の間について? 讃岐典侍日記上巻結尾の一段をめぐって? 讃岐典侍日記堀河帝一周忌の一段をめぐって? 讃岐典侍日記鳥羽帝遷幸の一段をめぐって? 讃岐典侍日記〈雪の朝〉の一段の読み?Ⅰ 讃岐典侍日記の叙述解析?Ⅱ 讃岐典侍における日記形象更級日記・讃岐典侍日記研究文献目録1.江戸言語学の地層2.人称の翻訳表現3.江戸の翻訳文体と談話性4.森島中良と辞書編纂の方法5.『ドゥーフ・ハルマ』における口語的翻訳の意味6.『和蘭字彙』と音訳の方法7.蘭学者と異文化の記述の方法 ほか2章
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